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2018.02.01

パフィオペディルム

初めてお花屋さんの窓辺で目にした、貴婦人のような花の名前は、<パフィオペディルム>と言って、何度復唱しても覚えられない難しい名前です。
事典を紐解いてみましたら、<ヴィーナススリッパ>と直ぐに覚えられる別名もあり、胸を撫で下ろしたところです。

パフィオペディルムとはギリシャ語で、パフィアがヴィーナス、ペディロンがスリッパだそうです。
しかし、何故そんな名前が付けられたのか私には不思議でしたが、文字通りヴィーナスが履くようなスリッパの形をしているからなのだそうです。
よく見たら、下がっている袋のような部分のみが確かにがスリッパに見えます・・・

原産国は、東南アジア、中国、インドで原生林の足元で咲くのだそうです。
開花は12月から6月。
日本では冬は室内のカーテン越しの日差しで、夏は戸外の涼しい場所で育てるようなのですが、日本の夏の暑さが困難なのだそうです。
果たして、来年も花を咲かせられるかしら・・・
私は今まで蘭科の植物を上手く栽培できたことはありません。
でもこのヴィーナススリッパは、比較的簡単だということなので、初挑戦してみることにしてみました。

隣で娘がこの花を目にして「まあ、何だかお爺さんの顔みたい!『わしゃのう、小出家に来られて幸せじゃわい』~なんて言ってるみたいよ!」と、一気に私のロマティック気分を台無しにします。
もっとも、娘は私の大好きな庭のパンジーたちを見ても、「どう見ても昔からお爺さんのお顔が一斉に並んでこちらを見てるとしか思えない!小さい頃はホント恐かったわ!」というのですが~
確かにパンジーはフランス語でパンセと言って、思考するという人の顔をイメージする意味があるそうなのでその理由は分からなくもありませんが、まさか、この貴婦人のヴィーナススリッパまでとは!お花に何だかとても気の毒です。
せめてもの私は二輪咲いてるこのスリッパに、両足をしのばせてヴィーナス気分に浸りましょう!

2018.2.1     小出 麻由美

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