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2022.08.13

和の素晴しさ

私はインテリアも庭もイギリスの設えが大好きで、何故神様は私をイギリス人として配置して下さらなかったのか・・・なんてことを時折思ったりしてしまいます。

 

ですから、自分の家のインテリアや庭は全てイギリス風だと勝手に思っておりますが、実はイギリスには行ったこともありません!(苦笑)
でも、以前私の教会の牧師夫妻がイギリス人で、よく我が家にお招きしておりましたが、先生から我が家のインテリアはイギリス式でとても参考になるとおしゃって頂いておりました。
この好みというものは本当に不思議なもので、人に無理矢理押し付けても変えられるものではない神様が下さった賜物の一つと思います。
でも、神様って時にややこしいことをなさるものですね・・・

 

それはさておき、そんな西洋趣味の私ですが、日本の愛すべきものも沢山あります。

先ずは陶芸。


萩焼や備前焼などの土を感じさせてくれる素朴な器は殊の外大好きです。

そして、和の陶器は洋食好きの我が家の食卓にもよく並びます。

これらの美しい色違いのお皿は世界に同じ物がない素晴らしい日本を代表される陶芸家の友人のご主人、伯耆正一先生の作品です。立ち上がりがあるのでスープにパスタ、カレーに煮物等々・・・あらゆる料理に活躍してくれる我が家でも大人気のお皿たちです。あまりにも美しいので手洗いも苦にならないお皿で、料理の腕をも上げてみせてくれる優れものです!(笑)

 

https://www.tou-houki.com

 

それから、文字。日本語は世界一美しい文字と定評があるようですが、かな書を交えた美しい筆文字は本当に絵のようで、私も世界一好きな文字であります。でも残念なことには最近の日本語文字は横書きばかりで、本来の美しさを発揮できないのが現実です。筆を日常で使うことは先ずありませんし、下手すると万年筆の出番も無くなりつつある昨今です。ですから、せめてそれは残しておきたくて現在素晴らしい先生の下でかな書道の研鑽をしております。ご興味おありの方是非とも下記にアクセスなさって下さいませ。

huyyi21091@yahoo.co.jp 三宅千鶴先生のかな書道教室

私はかな書道を始めて早7年が経ちますが、その言葉や習わしの奥深さや意味深さには未だに驚くことだらけです。でも、趣味の域で満足しているので、楽しみつつお稽古を細々と続けていきたいと思っております。

先生の素晴らしい文字をお手本にして、作品の文字を飾るのは我が家では、テレビの置いてあるシアタールームと名付けている和室です。ここは生前義母が使っていた部屋の一つで本格的な床の間もありましたが、今は残念ながら収納として使っています。

窓には障子を設えていますが、でも、そこを開けるとお隣の方の洗濯物が見えるだけ!
お隣との空間は少しだけですが、これではいけないと考えあぐね、色々試みましたが、塀に合わせた白いレンガを使い少し高台の花壇を造り、背後にはフェンスとラティスを立て、そこに常緑のアイビーを這わせ手前に和を感じさせる植物を植えました。
当初、アイビーの前に細い竹を植えようと造園屋さんに相談しましたら、竹とアイビーは合わないと提案されたので止めました。見たことないので真偽のほどは分かりませんが・・・

それで、友人に頂いていたワインカラーのドラセナがあったので、それを真ん中に植えて、紫陽花や日陰に強いホスタやチョウジソウ、クリスマスローズ、野鳥が運んできたヤブラン、裏の方の庭から種がこぼれたナンテンなどを寄せ植えし、庭のアイビーを沢山挿し芽にしてフェンスに絡めました。

それから、暫く後にクロロウバイという深いワインカラーの小低木を見つけ、花がドラセナの葉の色と合うかしらと思いそれを植え込みました。でも、小低木と言えどもすごい勢いで枝は増えて伸びるので、かなり切り詰めながら大きい葉の整理をしています。

数年が経ちそれはそれは素晴らしい花を繰り返し沢山咲かせてくれるようになり、今では私を大変愉しませてくれています。

ここ最近、今まで見たことがなかった素敵な雑草がプランターで生えてきたので、こちらに移植してレンガにしな垂れるように仕立てて、自分では気に入っているのですが、如何でしょう?一体この草の名前は何かしら?

 

それで、今回初めて気付いたことは、初夏の朝、障子の影に映し出される植物たちの美しさです!それはもうまるで一幅の画のようで見とれることしばしです。

本当にこの美しい映像は、障子に陽射しが当たる初夏の太陽の昇る方向と僅かな朝早い時間の一致した時だけなのですが、早起きした主人も歓声を上げ携帯のシャッターを切るほどです。とても小さな空間で庭とは呼べない植え込みの設えでこんなにも素晴らしい光景を生み出してくれるとは、我が家に居ながら最高の宝物を見つけた気分になりました。

 

そして、障子を開けて窓から風を入れれば三つの風鈴たちの涼やかな響き。

この風鈴も日本製に限ります!鈴虫のように響く鉄の音色の素晴らしさはどんなに美しいガラスの風鈴にも叶いません!
小さな小さな幸せですが、そう幸せとは自分でも生み出していけるもの。
この日本に生まれたイギリス好きな私だけれど、こんなにも沢山日本の愛すべきものがあることに感謝で一杯です!!!日本人に生まれてよかったのかも・・・(笑)

今日は皆様にも、少しだけこの和の喜びをお裾分けです。

2022.8.13     小出 麻由美

「和の素晴しさ」への4件のフィードバック

  1. 伯耆葉子 より:

    うちのお皿が麻由美さんの審美眼にかなって光栄です。素敵なインテリアとお花たちにいつもうっとりさせられます。ありがとうございました。

  2. 三宅千鶴 より:

    ブルーのカーテンを基調に設えられた麻由美さん宅のリビングに、伯耆先生のお皿がとても似合っていますね。そして、かな書道も愛していただき大変嬉しく思っております。これからも和室に麻由美さんの かな書作品をどんどん飾ってくださいね。ご紹介ありがとうございました。

  3. 小出 麻由美 より:

    伯耆葉子 様

    素敵なコメントを頂き、有難うございました。
    素晴らしいお皿たちは本当に生活を豊かにしてくれ、喜びを増してくれます。
    今後ともご主人様と共にますます人々を潤してくれる器を創り出して下さいね♥

  4. 小出 麻由美 より:

    三宅千鶴 先生
    いつも大変お世話になっております。
    先生のお陰で素晴らしいかな書道の世界へ導いて頂き、心より感謝しております。
    また、ご丁寧なコメントを有難うございました。
    今後とも、ご指導ご鞭撻のほどをどうぞよろしくお願いいたします♥

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