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2019.06.22

紫陽花の雨の季節

美しい薔薇の季節が行き、紫陽花の雨の季節を迎えました。

この雨の季節に紫陽花が咲いていなかったら、何と味気ない日々でしょう・・・

今年の我が家の小さな庭は、アナベルの白い紫陽花が沢山花を付けました。
数年前、ご近所の友人から分けて頂いた枝を挿し芽にしたら、こんなに大きく育ってくれました。

庭の鉢のあちこちでも色んな紫陽花がそれぞれの色合いを披露してくれて、とても幸せです。ただ、残念なことには、鉢では花を沢山咲かせる技術がまだ私にはなく、只今研究中です。

昨今の紫陽花事情は素晴らしくて、毎年目を見張るような美しい色合いの新種が出現しています。
それで、我が家の紫陽花の鉢数は増すばかりで、もう買うのは絶対に止めよう!と思うのですが、毎年誘惑に負けてしまう始末の私です。

さて、今年の新入りは、エリザベスと名付けられた一つ一つの花は小さめだけど大きく纏まって咲く微妙な紫系の華やかな種類。

以前は淡い色の紫陽花が断然好きだったけれど、今は濃く深い紫や青がお気に入り。

それに、数年前には、目にしたこともなかったアンティークカラーも出現して、私の紫陽花への情熱は高鳴るばかりです!
しかも、最近は早春の花屋さんの店先にももう紫陽花の鉢が並んでいる状態で、雨の季節だけというのは何だか昔の話で、薔薇のようにオールシーズンの花になってしまいそうな気配すら感じます。

以前京都市内に<アジュール>という紫陽花の花だけ販売しているお花屋さんがありびっくりしていましたが、数年前に閉店してしまいました。
私は一度しか行ったことがなかったのですが、アンティーク雑貨も少し置いてある瀟洒な素敵なお店だったので、とても残念に感じます。
今だったら、そんな紫陽花専門店があれば定着するような気がしますが、少し時代を先取りしすぎたのかもしれませんね・・・

では、この憂鬱な梅雨の季節、一雨毎に色合いを変える魅惑的な紫陽花を眺めながら麗しい日々をお過ごしくださいませ。

最後に私の二作目の紫陽花の油絵が完成致しましたので、お披露目です。
川辺浩師にお教え頂いた一作目より、光り感が出るよう意識し描いてみました。

師に観て頂いたら、どんな批評を頂けるのか、もうその教えを頂けないのがとても哀しいです。

2019.6.22    小出 麻由美

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