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2016.10.01

ブラウンローズ

ブラウンローズ。

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ロイヤルコペンハーゲンの食器の銘柄のネーミングです。

ロイヤルコペンハーゲンといえば、代表的なシリーズは<ブルーフルーテッド>で、日本でもかなりのファンがいるようです。

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友人の中には、このシリーズが一番好きでフルセット揃えている人もいます。

が、私は何といってもロイヤルコペンハーゲンなら、この<ブラウンローズ>です!
白い陶器にその名の通り、茶色い薔薇が描かれてあります。
とてもクラシカルなオールドローズが、コロンと一輪だけ。
花も葉もすべて深いブラウンの濃淡一色で、添えにゴールドの小さな葉が描かれてあるだけです。
カップ&ソーサーではカップのみ一輪の薔薇を大きめに配し、ソーサーには小さな薔薇の蕾が縁に一つとそっと小花が描かれているだけ。

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その抑え気味なシックないで立ちは、もう芸術の域です!
若き頃、一目見た時から虜になった銘柄でした。
が、不思議なことにそのカップ&ソーサーを目にしたのは店頭では後にも先にもその一度だけでした!

調べてみると、1950年に廃盤になった商品だそうです。
だから、店頭で新品を目にして購入できたことの方が不思議だったことが、後で分かりました。
薄手の上質なロイヤルコペンハーゲンの陶器で頂くティーカップの紅茶は、最高の色合いと味を引き出す気がします。

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何故こんな素敵なシリーズが廃盤になってしまったかというと、ハンドメイドで描く薔薇と金細の絵付けがとても大変だったからということです。

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大好きな銘柄が姿を潜めてしまうのはとても残念です。
陶磁器は壊れる可能性があるので、今後数が減ってしまうのは致し方のないことですから・・・

ところで、最近はネットの流通が盛んになり、有り難いことに、先日北海道の店舗<ピナコテカ>のサイトにてブラウンローズのティーカップ&ソーサーとケーキ皿が偶然目に留まりました。
しかもアンティークまではいかないユーズド商品なので、お値段も比較的安価ではありませんか!
ネット上でもかなり希少価値な商品なのは変わりなくです。
何だか眠っていた陶磁器蒐集への思いが、また涌出でてしまいました(笑)

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それで、ティーカップとコーヒーカップとケーキ皿を注文して、ブラウンローズの小さなお茶会も夢でなくなりました。

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尽きることのない私の陶磁器への物語です。
それは旅行などの時間が取れない私にとっての、大いなる楽しみなのです!

2016.9.11    小出 麻由美

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