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2017.02.14

バレンタインデーの薔薇

最近のバレンタイデーは、私の若い頃とは異なり、どんどん広域化してお菓子屋さんの陰謀?にすっかり嵌められている気がいたしますが・・・
それはそれで楽しいのかもしれませんが・・・

私の娘時代は、愛の告白は殆ど男性からと決まっていて、唯一女性から臆することなく告白できる日としてバレンタインデーなるものが設定されていました。
そして、その告白の小道具にチョコレートが使われるというもの。
選ぶチョコレートも特別な物はなく、普段に売られているチョコレートの中から少し高級なものを数枚ラッピングする程度のものでした。
それに、それから一ヶ月後にお返しを頂けるマシュマロデーなるものも存在していませんでした。

ですから、最近のパテシェブームにも驚かされますが、更にショコラティエと呼ばれるチョコレート専門の菓子職人も数多く出現しており、本当に驚くばかりです!
各デパートでは、フランスから呼び寄せたショコラティエに実演して頂きながらの商戦たけなわで、テレビでもあらゆるショコラティエの高価で特別なチョコレートを紹介する番組がやたらに多くて、こちらにも驚きです!!!

私はケーキと同じくらいミルクチョコレートが大好きですから、食べられないチョコレートを恨めしくテレビの前で眺めてお味を想像するばかりですが・・・
最近は日本のお出汁に使用する昆布や椎茸まで使うチョコレートもあり、全くその想像力には感服致します!

そして、それらの高価で特別なチョコレートは愛の告白の小道具だけではなく、いろんな方にプレゼントしたり、自分のご褒美にしたりと、その用い方もどんどん変化しているようです。
某大阪のデパートではこのバレンタインデーのためのチョコレートの売り上げが15億だそうですから、本当に凄い世界ですね!
娘によると、そのフェア会場はまるでラッシュ時の満員電車のような人混みだそうです。

私はそんな世界とは全く無縁で、毎年いつもと変わらず手作りのチョコレートケーキを焼いて主人にプレゼントしています。
ちょっぴり高価な市販のチョコレートも添えていますけれどね。

でも、今年は私にも飛び切り素敵なバレンタインチョコを娘からプレゼントして貰える幸運に預かりました!!!

開けてビックリ!!!な、なんとまるで本物のような薔薇のチョコレートではありませんか!
丸い小さな箱を開けると、花びらを一枚一枚重ねてあるそのチョコレートは、もうまるで今開いたばかりの薔薇のような可憐な美しさです。

香りは甘いベリーの甘酸っぱい優しさに満ちています。
ピンクの色合いはベリーをたっぷり使ったものらしく、とても美味しいチョコレートだそうです。この薔薇には二色あり、娘は花びらを少し試食してこちらの色合いの薔薇に決めたそうです。
そう、私はとてもすぐには試食できそうにありませんからね!
暫く眺めて香りを楽しむことにしています。

それにしても、こんな素敵な薔薇のチョコレートを作って売り出して下さるなんて、なんだか私もすっかりバレンタイン商戦に嵌まってしまいそうです!!!
そんなプレゼントをしてくれた素敵な娘に本当に感謝です。有難う!!!

2017.2.14     小出 麻由美

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