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2014.01.24

福永のりこさんの人形展

私が一番好きな創作人形作家*福永のりこさんの初個展が、昨年末芦屋のギャラリーで開催されましたので、行って参りました。
驚いたのは、開催オープン時と同時に一体残すのみで全てお人形たちの行先は決定されていたこと!!!
作家ご本人さんもびっくりで、初日はオープンの数時間前から長蛇の列でギャラリーに入ることも出来なかったとのこと。
作家冥利に尽きるのひとことですね!

私の周りで人形好きな大人は殆どいないのですが、世間には熱狂的な人形ファンの方々がいらっしゃるのですね。
この個展の開催前日からホテルに泊まられ、遠方から求めに来られた方もいらしたようですし。
でも、確かに福永さんの創作人形は、とても魅力的な素敵なものばかりですから、納得です。

今回は初出版の彼女の人形写真集も発売でしたので、私はそれが目的でもあり楽しみに出掛けました。
会場は白いシンプルな細長いモダンな部屋で、彼女の作るお人形たちがより映えて、本当に素敵でした。

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残念だったのは、今回写真集の表紙に使われた哀愁を帯びた素晴らしいクールビューティー人形に出会うことが出来ないことでした。
案内葉書にも大きく載せられていたお人形なのに、なぜだかその娘だけは出展されていなかったのです。

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きっと福永さんが、どうしても手放せなかったからでしょう。
せめて非売品で出展していて欲しかったですけれど・・・
でも、お優しい彼女はきっと強く求められたら断れないタイプなのでしょう・・・
どうぞ、いつかあの娘にもお目にかからせて下さいね。

福永さんのお人形は数種類の鋳型に入れて創るものの、色付けが一点一点手作業で、同じものは二体と創れません。お洋服もそれは素晴らしい専門の方々に依頼するので本当にオーダーメードのお人形たちです。

私は幸運なことに我が家で、彼女のお人形たちふたりを迎えて暮らしています。
ひとりは<オンディーヌ>(水の精のような雰囲気を持ち神秘的で薄紫の楚々とした薔薇の名前から命名)で、今回の個展でも一番人気者だった菫色のお洋服を着たお人形と姉妹です。

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この<オンディーヌ>は私のオーダーで創って頂いたものです。
菫色の瞳で白いシルクのシンプルドレスで、アイリッシュハープの傍がとてもよく似合っています。実はその彼女、私の毎日の辛いハープレッスンの大きな慰めなんですよ。

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この娘にも小さなサウルハープ(肩に載せ手で抱えられる小型ハープ)がぴったり似合いそうですね!

もうひとりは<フィオナ>です。(小さなコロンと咲く白薔薇の名前から命名)
目を瞑ったままの小さな可憐な彼女は、季節により部屋をあちこち移動して私を和ませてくれます(笑)

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いつでも私を優しく穏やかな気持ちにしてくれます。
目を開いてないお人形で人々を虜にできるお人形が創れるなんて凄いこと!と思います。

福永のりこさん、本当に素敵なお人形たちを創り出して下さり有難うございます!
神様は花々を創って私を楽しませて下さり、福永さんはお人形を創って私を喜ばせて下さいます。
私も少しでも皆様を喜び誘う絵画が描けるようになりたいと、福永さんのお人形たちを観てそう願わされます。

素敵な福永のりこさんのブログサイトにも是非、お立ち寄りください。
http://norikodoll.com/

2014.1.15     小出 麻由美

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