今年の6月8日で長女紫音が３０歳を迎えました。

私のお腹にいるときに（妊娠三ヶ月）酷い交通事故に遭いその命も危ぶまれました。
そんな中で奇跡的に守られ、普通分娩にて元気な産声を上げてこの世に贈られて来ましたが、白血病と心臓病を患い染色体異常という重い障害を持って出生してきました。

医師からは2日の命と宣告されました。
世界中のクリスチャンの方々の篤い祈りと医師や看護師さんたちの手厚い看護により、一命は取り留めたものの、生涯無菌室にて暮らすしか術がないと再びの辛い宣告。

でも担当医も首を傾げながら、なんと！4カ月で無事に退院したのです！
勿論それから筆舌に尽くせぬ苦しみと数知れず流した涙はありましたが、多くの方々の愛に育まれ、今年で30歳を迎えることができました。

私達家族は、紫音を育てて深い愛と忍耐を学ばされたと思います。
それがとても尊いことと、神様が折に触れいつも私に語りかけて下さいました。

紫音を殊のほか愛してくれた今は亡き義母。
保育園バスで運転して下さっていた小田孝先生という方は一昨年亡くなるまで、紫音のお誕生日にお花を届け続けて下さいました。
6年間小学校で愛を流し続けて下さった売間和重先生。
その他にも彼女を慈しんで下さった沢山の方々に感謝でいっぱいです。

そして、紫音にいつもいつも優しい眼差しを広島から届けて下さる義姉から、記念すべき３０歳と素敵な花束を届けて頂きました。

深いマゼンタカラーの芍薬と深紅の薔薇。
それはまるで義姉の深い愛情そのもののブーケに感じました。
「おねえさん、本当に有難うございました！」

聖書から
試練に耐える人は幸いです。
耐え抜いて良しと認められた人には、神を愛する者に約束された、いのちの冠を受ける
からです。　＜ヤコブの手紙1章１２節＞

２０１４・６．８　　　　　小出　麻由美