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2016.03.24
エリカ*シャミソニス
今年初めて出会った優しい色合いのエリカを、行きつけのお花屋さんのオーナーが私を見て、すぐに薦めて下さいました。
私は育てにくいボロニアだとばかり思っていたので、敢えて傍で見ることをしませんでしたから、新種のエリカだとは気付きませんでした。
その名はシャミソニス。
水やりにさえ気をつければ大きく育てられそうでしたので、すぐに買って帰りました。
窓辺に飾ると、ほんのり部屋中に不思議な香りが漂います。
そう、プロポリスキャンディーと同じシナモン系の匂い。
なんか喉によさそうな・・・
我が家ではプロポリスキャンディーは、喉の痛みを感じたらすぐに舐めて治す風邪の特効薬なのです。
私はこのキャンディーの匂いも味も好きで、いくつでも続けて舐められますが、この匂いと味が苦手な方もおられるとのこと。
そんな方には、残念ですがこのエリカ*シャミソニスはお薦めできません・・・
色合いが従来のエリカの濃いピンクとは異なり、本当にふんわり優しい薄紅と薄紫の間の大好きな出で立ちです。
でも、俯いて咲く鈴蘭みたいな小さな花の中を覗くと黒い花芯があり、やはりエリカの特徴をちゃんと伝授しています。
従来のエリカの濃いピンクには、この花芯がとても目立ってちょっとオタマジャクシの卵の群れを連想させます。
それがとても気持ち悪いと、私の主人はエリカを嫌がります。
そのせいだったのか、私が娘のアメリカ留学に付き添って行っていた夏の間、彼に庭の水やりをお願いしていたら、すっかり一週間でエリカを枯らしてしまっていました。
私の背丈ほどに育てた大切な苗木だったのに・・・
エリカは水やりにさえ気を付ければ、肥料も殆ど要らず丈夫なようですが、乾燥にも加湿にも弱く、日本で大きくするにはかなり困難だということを聞いていました。
そういえば、エリカの木を大きくしているのを見たのは今までに二、三軒だけです。
果たしてこのシャミソニスは上手く育てられるかしら?
ただし、この種は霜のかかる所と酷暑は苦手なので鉢植え管理です。
幸い、もう我が家の庭には植える場所がないので、かえってそれが好都合です。
主人の嫌いなオタマジャクシの卵も花芯を覗きこまねば見えませんしね。
エリカ、可愛い名前ですね。
この名前はギリシャ語のエイルケーが語源で、砕くという意味があるそうです。
エリカが体内の胆石を砕く薬効があるため、そこからの由来だそうです。
まあ!!!それなら、体内にいつも石を作る主人には喜びの花かもしれません!
それを知れば、彼もエリカが大好きになるかもしれませんね。
これからはエリカのハーブティーを彼に淹れて差し上げましょう(笑)
さて、この名前で私が知っている方は、詩人の立原えりかさんと芸能人の沢尻エリカさん。
そして娘の友人でバレエの上手な方と、よく通っている園芸店のお嬢様がこの名前です。
こんな可愛い名前なのに意外と少ないのは何故かしらね?
2016.3.12 小出 麻由美