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2017.02.28
ヒヨドリ対策
浅春の中で健気に花を咲かせている、大好きなプリムラやパンジーたち。
でも、その美しい花々を喜んでいるのも束の間!
花びらを無残に食べてしまう輩が出現!!!
そう、大きな野鳥のヒヨドリたち。
以前は彼らの鳴き声が故郷の広い空を思い出させてくれ、決してそんなに嫌悪感を抱いたこともなく、我が家の庭に現れても慈しみすら感じていたのですが、その感情はどこへやら~
それもそのはず、数年前彼らは私の大切な秘密の花園の荒廃者だということが発覚してしまったからなのです。
ヒヨドリが最も好むのが、あのターシャ・テューダさんが一番お好きだったプリムラです。
この花はスーパーにてエディブリフラワー(食材花)として売られているくらいですから、美味しいのでしょうけれど、まだ固い蕾までも食べ尽くしてしまうのには全く閉口してしまいます。
プリムラはこの時季にしか咲かない貴重な花。
数年前、プリムラ専用のお家を見つけてその中で咲かせていたものまで、今年は嘴を突っ込んで届くところは全て食べてしまう始末!
そのうえ、傍に咲いているパンジーやストック、ラナンキュラスやクリスマスローズまで食べてしまう大食漢!!!
いくら何でも、もう許せません!!!
対策として、お家の中には透明フィルムを立てかけました。
そして、鉢で咲かせたものの上には、吊り下げタイプの鉢でワイヤーで出来たものを逆さまにして被せてみました。
壊れた底の無い鳥籠は、花壇の花の上に被せました。
野良猫侵入防止の為に購入していたゲートは、玄関先に立てかけました。
(輩は玄関ポーチにも忍び込んでくる大胆さです!)
どうやら今のところは、成功した模様です。
他に、私の大好きなメジロちゃんたちのために、半割にしたミカンを置いていたら、一度でヒヨドリが食べ尽くすので、こちらも考えて鳥籠に入れてみましたら、成功。
メジロちゃんたちは小さいので鳥籠の中に入って食します。
ところが、暫くは大丈夫でしたが、最近は輩は鳥籠を思いっきり揺らして嘴で半割ミカンを鳥籠から盗んでしまう始末!
賢いというかなんというか、おまけにメジロちゃんたちを寄せ付けぬように傍に留まって
威嚇までしているのですからもう腹立たしいたらありません!!!
こうなれば、私とヒヨドリの知恵比べ合戦です。
その鳥籠の中に針金で通したミカンを吊るしてみました。
どんなにヒヨドリが揺すっても、一緒にミカンも揺れるから彼らの嘴には届きません。
へへ~ン!どんなもんだい!!!(笑)
これで、メジロちゃんたちも私の花たちも安泰です。
が、また知恵のある輩は、どんな手段に出てくるか安心はできないものです。
そんな格闘中、書道教室の先生宅で見たターシャ・テューダさんの日めくりカレンダーの言葉です。
<ガーデニングには忍耐が必要よ。リスやもぐらが花の球根を食べても彼らには自然のことだから、仕方ないわね。少しくらい忍耐が必要よ。>との言葉。
確かに、自然の生き物に対して少しは寛容な心も大切だとは思うのですが、30万ヘクタールという広大な庭を持つターシャ・テューダさんと猫の額ほどの私の庭の花とは大違い!
ターシャさんもこの私と同じ立場で、彼女の一番好きなプリムラを護るためならきっと同じことをしたと思う私です(笑)
2017.2.28 小出 麻由美