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2021.09.12

ウィークエンドシトロン

ウィークエンドシトロン。
初めて耳にしたフランスのレモン風味の伝統焼き菓子の名前。
でも、何故フランス語ではないのかしら?
それはさておき、フランスでは家族との時間をとても大切にするので、週末に皆でゆっくり過ごす時に頂くお菓子の一つにこのウィークエンドシトロンと名付けられたケーキがあるのだそうです。
そのケーキを、パンとお菓子作りの教室を主催している素敵な友人から週末に思い掛けなくプレゼントして頂きました。
その細長い小振りのケーキの上には、小さなマーガレットに似たお花がミルキーウェイのような飾りに浮かべられてとても可愛らしい出で立ちです。
その綺麗なケーキを手渡しされた時、もう目が釘付けになってしまいました。
「これを、カットしてとても口になんかできないわ~!!!」と思わず言葉にした私に、作り主の彼女は間髪入れずに「あ~ら、そんなこと言っても、私が帰った後で直ぐに食べてしまうでしょ~きっと!」
二人で大笑いしましたが~ハイ!本来の私ならそうかもしれませんが、流石にこんなに手の込んだ綺麗なケーキにはすぐにナイフは入れられませんわ~
飾られた小さなお花は市販のものだとばかり思っていましたが、それも彼女がマシュマロと粉砂糖を練って型抜きして拵えたものと知り、またまたびっくり!でした。
流石に食いしん坊の私でも、一日リビングに飾って眺めました!

(有難いことに、このケーキは少し日を置いた方が美味しさが増すのだそうです。)

 

頂いた次の日が丁度土曜日だったので、我が家でもウィークエンドシトロンをお洒落な週末のティータイムのお菓子にして、家族と頂くことが出来たのでした。
印象に残った小さな白いお花を見て、ピッタリのマーガレットのランチョンマットを持っていたのを思い出し、それを選んでテーブルセッティングをしました。

ティーカップはミントンのスプリングヴァリーが一番似合いそう!
これらは、娘たちが小さな頃によく使っていましたが、最近ではあまり使うこともないシリーズでした。

シュガーコーティングの上のミルキーウェイは、黄色いレモンの皮と緑のピスタッチオを細かく刻んであり色のコントラストがとても綺麗で、その上に更に金粉を鏤めゴージャスさも醸し出しています。
やはりプロの手仕事は一線を隔していますね!
長女にマーガレットの花を載せた部分をカットしてお皿に切り分けたら、暫くずっとケーキに見入ってフォークを手にしないほど感激していました。
そのお味は言うまでもなく、シトロンが利いた酸味豊かな絶品で大好きなお味でした!


いつも私のことまで気にかけて慈しんで下さる、とても優しくて素敵な彼女に心から感謝しています。
彼女は常に一人暮らしのお父様や伯母様方を気にかけて、いつも美味しい手料理を届け続けており、彼女のような方を娘や姪に持てたお父様や伯母様方は本当にお幸せなことだと常に思っています。
長い間義父母とも同居なさっておられ、最後まで愚痴を零すこともなく慈しんで看取られたお姿には全く脱帽です!
年月を重ねても変わることなく美しく、人々にさり気ない愛を示しキラキラ輝いておられる姿は、見ているだけでも元気で幸せな気分になります。
貴女のお陰でわが家族まで幸せな週末を過ごせました。
本当にどうもありがとう!!!
貴女がこれからもずっとキラキラ輝いていられますように~心からの感謝をこめて~

 

2021.9.12     小出 麻由美

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