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2006.07.29
フラワーフェアリー
私が十代の頃、某製菓会社にハイクラウンチョコレートというチョコレートがあり、名前の通り高級感ある、当時としては珍しい個々包装で、箱も縦型の子供には少し高価なものでした。その中に、花と妖精の美しいカードが入っていて、それを集めるのが目的でその チョコレートばかり買ったものです。
そのカード絵の作者は、シセリー・メアリー・バーカー。1895年、英国に生まれ、1972年、77才で亡くなりました。沢山の児童書の挿絵を手がけていたようです。
このフェアリーシリーズは、全部で7冊。スプリング、サマー、オータム、ツリー、ガーデン、ウェイサイド、アルファベットに分けられています。
この絵に登場する可愛いらしい妖精達は、彼女の妹が教師をしていて、その教え子たちをモデルにしたものだそうです。
私は、いわさきちひろの絵に触れて、絵を描く仕事をしたいと思いましたが、このバーカー女史の花と妖精の世界は私の描きたかった世界そのもので、出会った時衝撃すら感じたものです。
確か,そのカードを何枚か集めて送れば、このシリーズの特別な布製装丁の本を買うことの出来る権利を得られ、7冊そろえて日々眺めて過ごしたものです。
フラワーフェアリーシリーズは彼女の不朽の名作で、今でもデパートへ行けば、ステーショナリーグッズを始め、食器、タオル等に可愛いい妖精達が戯れています。
この花と妖精の絵本は、私の少女の時からの大切な宝物で、今でも私を夢多き乙女!?に戻してくれるタイムカプセルです。
2006.7.28 小出 麻由美
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