薔薇と見まごうようなリーガスベゴニアが大好きです。
特にその魅力は、一株の苗から八重と一重の花が同時に楽しめること！
雄花、雌花と呼ばれていますが、いつもこの花を見て神様の御業の神秘的な素晴らしさを褒め讃えずにはいられません。　
微妙な美しい色合いといい、しなだれて俯き加減に咲く花姿といい、正に私好みの花なのです。
難点は、その美しい花が椿のようにすぐに落ちてしまうこと。
だから、鉢植えを買ったら、落ちた花を沢山集めて器の中に浮かべて楽しむことにしています。

数年前の家族旅行で、夏に長島温泉に行った時のこと。
ホテルの方に薦められて、さほど期待もしなかった近くのガーデンへ行ってみることに。
なばなの里。
まず、温室に入ってびっくり！
そこは、驚くべきリーガスベゴニアの世界！
後にも先にもこんなにすごい花の群れを見るのは初めてでした。
高い天井から長く長く釣り下げられた彩り豊かな花、花、花・・・
ここまで育てるだけでも大変なのに、落ちてしまった花を集めて、真ん中の池のように大きな水鉢の中にまで花、花、花・・・
何て素敵で大胆なアイデア！
私が家でやっていることを、そのままスケールを大きくして実践していたのですが、こんな大きな水鉢を常に綺麗に保つのには、大変なご苦労がおありだと思います。
もう、それだけでもかなり感激です。
私は人目もはばからず、子供のようにはしゃいだものです。

是非、花好きの方必見です！
私も、またもう一度、出掛けてみたいと思っています。今度は春に。
残念ながら真夏の強い日射しの中を歩くのは困難でしたから。
とっても広く、色々な植物が沢山植えられていましたので、きっと、春の庭は、絵のように美しいことでしょう！
　

　　２００６．８．２２　小出　麻由美

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