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2006.09.03
黒柳朝さんのジギタリス
8月16日、黒柳朝さんが昇天されました。
皆様ご存じの黒柳徹子さんのお母様です。
私は、徹子さんは勿論のこと、お母様の大ファンでしたからなんだか寂しいです。彼女が執筆された御本を数冊読んで、すっかり大の仲良しの気分になって、いつかお会いできるものと勝手に思い込んでいました。彼女もクリスチャンで某教会で講演会をされた時のテープがあり、それを聞いて大笑いしたものです。
同じ人生、絶対楽しく明るく前向きに生きなければ損だと思います。辛いことも沢山ありますけれどね・・・
さて、その黒柳朝さんは無類の花好きだったということをご存じでしょうか?
結構、好きな花の好みが私と似ているので、執筆なさった書物に共感しながら楽しく読み進めたものです。でも、彼女の一番お好きな花がジギタリスだと聞いて意外でした。
というのも、私にはあまり馴染みのない花だからなのです。最近でこそ園芸店でもその苗を入手することは容易になりましたが、昔は雑誌でしか目にしたことの無い花でした。
もしかしたら、私の育った日本の南の方にはあまり生育していなかったのかもしれませんね。
それで、あまりにも感動なさっていらっしゃる朝さんのお声に私も育ててみたくて、色んな色のジギタリスの苗を買い込んで植えたのですが、葉っぱばかりいきいきとして花がひとつも付きませんでした。
だから、未だに夢のような色合いのジギタリスのお花畑には出会えていません。
連作も困難なようで、数千本もあったという朝さんが植えられた丘の上のジギタリスも次の年には、一本も咲かなかったということです。
数年前、大分に住むやはり無類の花好きの親友のお母様が、お庭に沢山咲いたからとジギタリスの写真を送って下さいましたが、同じく、次の年には何も咲かなかったそうです。
別名、きつねのてぶくろとも言われているので野生っぽく感じるのですが、意外と気難しやさんなのですね。
さて、生前黒柳朝さんは、この地上にこんなに美しい花々が咲き続けていると思うと、見られなくなるのが悔しくてまだまだ死ねないわ!なんておっしゃっていらしたけれど、天国では、この地上で見られないほどの美しい花々が咲き乱れていて枯れないということです。きっと今頃、愛するご主人様や息子さんとも再会なさって、もっと早く来れば良かった!なんておっしゃっていらっしゃるのでは・・・と思ってしまう私です。
私も何れ天国で彼女にお会いして花談義に花を咲かせたいと思っています。本気です!!
2006.9.2 小出 麻由美
黒柳朝さんのお書きになられたユーモアに溢れた素敵な
ご本、紹介します。
文中の秋山庄太郎さんの花の写真も溜息が出るほど
美しく仕上がっており、 何度見ても感動しますよ!
<花があったから幸せだった>
黒柳朝・文 秋山庄太郎…写真 文化出版局
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