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2007.01.16
絹の花
本物の花に勝るとも劣らないほど美しい絹の花を創る方を訪ねました。
古賀温子さん。
その創られる花そのもののような素敵な方。
古都の町並みの中、自然な雑木林に囲まれた和の佇まいの中へ一歩足を踏み入れると、そこはもう別世界。
仄かな西洋アンティークランプの灯りの下で咲き誇る美しい花、花、花・・・
彼女が花に興味を抱いたのは大学時代。
試験が近づくと風邪をひいてばかりいた彼女が、ある日高熱のため病院へ入り、そこで朝食をいただいた時のこと。
運ばれてきたその朝食のアルマイトのトレーには、まっ白な手作りのランチョンマットにナフキン、そこにトーストとミルクティー。
そして傍らにさりげなく一輪の野の花が添えられていたとのこと。
その時、その小さな野の花にシスターの大きな愛と優しさを感じ、花の持つ不思議な魅力にすっかり心を奪われてしまったとのこと。
だから、彼女自身が綺麗な花を創り出せた時、創造主なる神の喜びにも似た気持ちを味わえるほど幸せな思いになるそうです。
彼女の創る花は、そんな思いを込めて彼女の指から生まれてくるので、きっと人の心を捕らえて離さないのでしょう。
本来私は、造花は好きではありません。
が、彼女の創る花は別格です。
殊に彼女の創る薔薇に魅せられています。
彼女の創り出す微妙な色合いの花びらが重なり合った薔薇は、本当に溜息が出るほどです。
一枚の絹地が一輪の薔薇に変わるなんて、本当に魔法の指ですね。
これからも、神様への感謝の思いを抱きつつ、美しい花々をたくさん創り出していただきたいと心から思います。
私も、我が家の部屋に咲き続けてくれる彼女の花々に、いつも喜びと幸せを感じて過ごさせていただいています。
因みに、バラはヘブル語で<創造する>、神の行為を表現するときに用いられ動詞だそうです。驚きですね!
2007,1,16 小出 麻由美
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