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2008.03.28
淡い水色の小さな花
オオイヌノフグリ。
春になると、故郷のあちこちで見かけた水色のかわいい雑草。
その理解しがたい意味不明の名前を紐解けば・・・
その花の小さな実が犬の陰嚢に似ているからとか!?
何とも嘆かわしい、花に申し訳ない名前!
一体誰が名付けたの!?
お願い!今すぐその名前は止めましょう!
別名ルリカラ草と名付けられてもいるのですが、こちらの方がずっとその花に似合っているのですが、何故か定着しないようです。
この花は私が幼い頃、早春のいつもままごと遊びで敷いたゴザの傍に溢れるように咲いていました。ゴザの下敷にしてしまわないように注意するのが大変なくらい!
私はこの花を砂や土のごはんを器に盛ってから、ふりかけのようにして花粒をそのまま刻まずに振りかけたメニューが大好きでした。
子供心に「何て美しく簡単でいいアイデアなのかしら!?」と自画自賛しながら、お客様をもてなしたものです。
砂のグレーと花の水色。土の黒と花の水色。
本当にうっとり眺めて、食べるのが勿体ない!と思ったものです。<笑>
お客様が誰もいない日であっても、その季節はそのメニューをひとりで飽きることなく何度も繰り返し、こしらえたものでした。
この花が好きだと言う人によく出会います。
そして、異口同音に酷い名前だと言います。
どうにかならないものでしょうか?
オオイヌノフグリ。
2008.3.3 小出 麻由美
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