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2008.05.31

バレエ・コッペリア

私がレッスンしている今年のはなやまバレエの発表会演目は、とても楽しい物語、<コッペリア>です。
その内容を少しご説明いたしますと、舞台はポーランドの村での出来事。
村一番の変わり者、人形作りの老人コッペリウスが作った美しい人形・コッペリアが二階のバルコニーに飾られています。
その人形はあまりにも精巧に出来ていて、人形だとは気付かないフランツという青年が、思いを寄せてしきりに話しかけます。
でも、フランツにはスワニルダという婚約相手がいるのです。
スワニルダは、最近彼の態度が冷たくなって浮ついている様子に、コッペリアが絡んでいることに気付きます。
ある日、コッペリウスが出掛ける時に落とした家の鍵を見つけて、彼女の友人たちとそっとコッペリウスの家に忍び込み、彼の恋心を奪った相手が人形だったことを突き止め、ほっとします。
一方、時を同じくしてそんなこととは知らないフランツは、コッペリウスの留守を知り梯子を使って二階のバルコニーに忍び込みます。
そして、コッペリウスが帰宅してしまい、思わぬ展開に。
フランツが忍び込んだことに気づいたコッペリウスは怒って、眠り薬を入れた酒をフランツに飲ませ、彼が眠ったすきに彼の魂を抜き取り、自分の作った最愛の人形コッペリアに入れ込むことを思いつきます。
一方、逃げ遅れたスワニルダは人形のコッペリアになりすまして、コッペリウスが魂を入れ込んだことに成功したと勘違いさせて、人間のように動き出し彼の指示通りに踊りはじめます。
大喜びしていたコッペリウスのそばでフランツが目覚め、スワニルダが彼の手をとり逃げ出すという設定。
そして、後にふたりはめでたく結婚式を挙げるのです。
丁度その式の時、村の教会の鐘が領主によって寄贈され、そのお祝いのために二人に領主から村長を通じて持参金が渡されます。
家の人形を壊され怒って式に駆けつけてきたコッペリウスに、二人は詫びてその償いに戴いた持参金を彼に渡そうとします。
が、寛大な領主の計らいで、特別に彼にも持参金が支払われ何とか話が収まります。


そんな楽しい演目に日本一男性バレエダンサー・佐々木大<ささきだい>さんをお迎えしています。
おこがましく私も成人クラスから村人として出演させて頂いています。


今回も私がパンフレットやチラシのイラストやカットを描かせていただきました。因みにコッペリウスの老人は主人、お人形のコッペリアは本当にお人形のようなバレエ教室の先生にモデルになって頂きました。
その物語には、麦の穂も大事な一役をかっています。


<はなやまバレエスクール創立60周年記念発表会>


コッペリア

2008.6.1        小出 麻由美


 


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