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2008.06.25

紫陽花の雨の季節

紫陽花の雨の季節がやってきました。
この時季に紫陽花が咲かなかったら、私もきっと嫌いな季節になっていたことでしょう。
でも、有り難いことに雨に濡れる紫陽花の微妙に移り変わる彩を見ると、その美しさに歓びを見出し、神様を賛美せずにはいられなくなります。


紫陽花の雨の季節2

それに、この時季は私の生まれた月。
6月・・・何となく好きな響きの月に思えるのはその理由も大きいのでしょう。
それに、疎まれている月のわりには、詩的なイメージに使われることも多いように感じます。
梅雨と漢字で書いて<つゆ>って読ませることも、とても美しいと思います。
青い梅の実が雨にうたれて、一雨毎に青く大きく実って収穫できる月。
そんな言葉に出会うと、日本人であることに誇りを感じます。
それから、西欧ではとてもよい季節なので、ジューンブライドという言葉が生まれていて、日本人にも心地よく響いて来るせいもあるのでしょう。


私は花の中でも、油絵では薔薇、百合、トルコ桔梗、デルフィニウムを主に描いているのですが、紫陽花も今後究めていきたい花のひとつに加えています。
ただ、咲いている季節が限定され、お花屋さんで気軽に買える花ではないので、描ける期間が拘束されてしまい、なかなか描き上げるのが難しい花なのです。
だから、庭に私の背丈よりも大きな花がたわわに咲く紫陽花を植えたいと思っています。
でも、そのためには少し大きな庭が必要です。
私の夢を実現させるためには、やはりもう少し田舎へ引っ越し、広い土地に移住しなければ無理なのかも知れませんね。
今、鉢に数種類の紫陽花を育てているのですが、花が小さすぎて勢いもなく、残念ですが絵のモデルにはなりません。
近い将来、100号のキャンパスを紫陽花の花で埋め尽くせる絵を描けたらと思っています。


紫陽花の雨の季節1

紫陽花の雨の季節3

紫陽花の雨の季節5

紫陽花の雨の季節6

梅雨の季節にアトリエにこもって、庭に咲いた紫陽花を見つめて描き続けること、これも私の夢のひとつです。
そうなれば、私の梅雨はこの上もなく幸せなのですけれど・・・


2008.6.16    小出 麻由美

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