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2008.07.24

ピンクの麦ナデシコとチューリップ

義母の葬儀から花が絶え間なく届き続けて、水替えや枯れた花を切り取る作業が日課の贅沢な悲鳴をあげていた日々も終わりに近づき、一息ついた頃、いつも庭からクリスマスローズの豪華な花束を届けに来てくれる友人が、我が家を訪ねてくれました。
手に優しい淡いピンクの色合いの花束を持って。
慰めの花束3
慰めの花束5


麦ナデシコとピンクダイヤモンドのチューリップ。
その包みには優しい色合いのブーケにピッタリのクリーム色の幅広サテンのリボンが結わえられて。
白い大輪の百合や菊の花の大きなアレンジメントが続いた中、何て優しくたおやかに私の心に語りかけてくれる花束なのでしょう!
今までの疲れが全て癒されてしまうような優しい花束に、彼女の思いやりとセンスのよさが全て込められている気がしました。
風もないのに野に揺れているように楚々と開き続ける麦ナデシコの優しさ。
小さな蕾の中に隠された青い花心に、神秘ささえも秘められているような可憐なダイヤモンドリリーとネーミングされた大好きなチューリップ。
慰めの花束1
慰めの花束2


彼女自身がつい数年前に、突然に大好きなまだお若く美しいお母様を亡くされたところなので、どんな花が人を癒すのかを熟知していたのかもしれません。
人は哀しみや痛みを通して、より人への優しさを育んでいけるのかもしれませんね。
私も時にかなった花束や贈り物、そしてなによりも素敵な言葉を人に差し上げられたら・・・といつも願ってはいるのですが・・・



慰めの花束4
  聖書から   箴言25章11節


  おりにかなって語る言葉は、銀の彫り物に金のりんごをはめたようだ。
  <りんごとは旅人を歓迎し、元気づけるために用いられた果実のこと>



          2008.7.18  小出麻由美





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