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盛夏の花といえば、ハイビスカスでしょうか。
私は普通のハイビスカスには全く興味がないのですが、八重のハイビスカスは本当に大好きです！
一見、開ききったオールドローズのようですからね。

一重のハイビスカスは何故好きになれないのか？
やはり繊細さのない大雑把な形と単純な色合いのせいでしょうか？
同じような形で小振りの皐月の花も大嫌いですからね・・・
それに花の真ん中からにょきっと出てきた、背高のっぽのめしべもいただけません！

でも、このハイビスカスはいつも主流は一重のもので、八重の花にはあまりお目にかかれません。
だから、以前から珍しい色合いの八重のものを見つけては購入するのですが、何故か枯らしてしまうことしばしばです。
でも、今年は前年までに揃えた赤、橙、黄、桃の全ての花が健在で、日々美しい華やかな出で立ちで私を毎日喜ばせてくれています。

中でも微妙な色合いの桃色のものは、薔薇にも勝るとも劣らない美しさです！
悲しいことは、花は一日限りなので朝に開いては夕暮れには萎んでしまうこと。
それに、毎日、一つの鉢に一輪から三輪くらいしか花を付けてくれません。
花好きの方にプレゼントしても、「初めて目にした！」と言って本当に喜んで下さいます。
透明なガラスの器に浮かべたら最高に綺麗です！

今年はまだ一度も園芸店で八重のハイビスカスを見かけていません。
大切に枯らさないようにしなければ・・・
やはり、寒さに弱いので冬の管理が大切です。
苗が大きくなるまでは、毎年秋に一回り大きな鉢に植え替えては、日当たりのよい部屋に取り込みます。

さて、新しい八重の色のハイビスカスに出会える日は、今度いつになるのでしょうか？

２００８．８．１０　　　小出　麻由美
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