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2009.02.22

プリムラポリアンサ

ひかり・・・プリズムから名前が由来しているという早春の雪舞い散る中でもプリムラポリアンサのその麗しい明るい花姿は、本当に寒さの中で一条の光りのよう。
プリムラは桜草の総称。
マラコイデスやオブコニカなどの数種のプリムラも一杯で、今お花屋さんの店先にはこの花がずらりと並べられて、もう春たけなわの雰囲気すら感じさせてくれるほどです。


春花1

プリムラはヨーロッパで一番人気のある花だそう。
ターシャ・ティユーダーさんが一番好きだったというお花もこのプリムラ。
初めてその記事を読んだ時には、とても意外な気がしたけれど、寒い北アメリカのバーモント州での生活。
春の訪れを真っ先に教えてくれるこの花を彼女が目にした時、どんなに喜びを感じたことか・・・そのせいもあり彼女が何故一番にプリムラを挙げたのかが何となく分かるような気もします。
私も今、山を切り開いた新興住宅地に暮らし、以前より雪多く寒い場所で過ごすこととなり、とても春が待ち遠しく感じられますから。
それに、年々齢を重ねる度に春がより恋しくなり、以前よりもずっとこの花に思いを寄せるようになりましたので。


私の生まれ育った実家の庭でも、祖母が丹誠込めてプリムラポリアンサを植え込んで咲かせていましたっけ。
おままごとの出来ない寒さも衰えない外を眺めながら、その花を何と可愛い花だろうと、窓辺で飽きもせずいつも眺めていた記憶が鮮明に残っています。
多分おままごとの食材にすることも堅く禁じられていたこととは思いますが。


食材と言えば、近年この花がエディブリフラワー<食べられる花>としてスーパーの食料品売り場に並べられるようになっているのをご存知でしょうか?
とっても素敵なことだとは思うのですけれど、何だかプリムラポリアンサを山盛ぱくぱく食することにはちょっと抵抗があるのですが・・・
ほんの少しケーキやゼリーに飾るのは大賛成なのですが・・・
<五〇歩百歩ですか?>


ところで、この花に関して特に今年気になる事件が!
庭の鉢で育てている薔薇咲きのとびきりお気に入りの私のプリムラポリアンサを、悉く食する悪者がいるのです!
以前も気になっていたのですが、ほんの少しだったので、虫かナメクジなのかなと思って大目に見ていたのですが、本当に許せないくらい花の部分だけ全てを食べ尽くし、花姿は全く無い状態にしてしまうのです!
ある日、見張っていたら何と犯人は野鳥だったのです!


春花2

野鳥は我が家の小さな庭でも色々な種類が数多く訪れ、よき声で囀り私を和ませてくれる存在。その上害虫も食べてくれるので、正に一石二鳥!
と、とても感謝をしていたのですが・・・
少しくらいなら許して差し上げるところですが、いくら何でもそれはないでしょう!!!と言う感じで、咲いたと思ったら直ぐに無くなるのです。


・・・しかし、そんなに美味しいのだったら、人間が目を付けるのも不思議ではないのかもしれませんね。


それにしても、我が家の庭で大好きなプリムラポリアンサを沢山咲かせるには一体どうすればよいのでしょうか!?
網を張るなんて風情がなくて絶対に厭ですし・・・


!逆バージョンで花を鳥籠に入れて育てるしかないのでしょうかねぇ・・・


2009.2.17   小出 麻由美


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