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2009.05.10

木香薔薇の季節 ’09

今年も桜が散り、木々の<しもと>に柔らかく鮮やかな薄緑の葉が日増しに増え、淡い黄色の小花咲き誇る木香薔薇の季節になりました。
昨年の写真で見比べても、それほど変化はありませんが、やはりこの溢れんばかりの花姿には我ながら感動してしまいます。

もっこうばら3

木香薔薇には黄と白の二種類の色しかありません。
白い花の方が香りは強いのですが、黄色のものほどの勢いや花数がなく、咲き方は少しずつで、咲く期間が若干長いようです。
黄木香薔薇にはあまり香りはないのですが、枝の勢いが旺盛で、花も一斉に開きます。だから、さすがにこれだけの花数が揃えば、小さな庭は甘い薔薇の香りに包まれます。

庭に出て、水やりをしたり、咲ききった色々な花の花殻摘みをしたりすることもとても幸せに感じる季節なのですが、その作業が薔薇の香りに包まれながらだと、より一層幸福感に満ちてきます。

もっこうばら2

花を育てていると、こういった一連の作業がいつも副産物に感じます。
だんだん身体も老いを感じる今日この頃なのですが、お婆さんになっても少女の頃と変わらない穏やかな夢いっぱいの心で、花に向き合っていられたら・・・と思います。

そして、それは最近つくづく感じるのですが、にわかに作り出せる感情ではなく、日々どのような思いで過ごして行くかが大きな課題なのだということ。
心の奥底に人への許せない思いを抱きつつ、怒りや愚痴をいっぱいため込み、口にする言葉が人の悪口や批判ばかりだと、自ずとそのことが表れる容姿になって、心まで蝕まれていってしまいます。
顔は自分で作っていくって本当です!

勿論、人生は穏やかな日々ばかりではありません。
そんな時にも、支え分かって下さる天のお父様がいらっしゃることを知り委ねていけたら、自分の重い荷物がぐっと軽くなり、少しの時間だけ休めばまた元通り歩けるようになります。

人の幸福感は、日々の心の在りようがとても大切な気がします。
偉大なことを成すことがなくても、毎日心穏やかに満ち足りて神様に感謝を捧げて生きることさえできれば、それは何ものにも代えられない幸福だと思います。
最も、欲のある人間にとってそれが簡単そうで、実はたやすいことでないのかもしれませんけれど・・・

もっこうばら1

人間が神を忘れどんなに罪深く過ごしても、神様は変わらず美しい花々をこの地上に咲かせ続けて下さる・・・
本当に感謝なことです。

日々、自己を反省しつつ、木香薔薇の花の香りの中で、しみじみと神様に感謝を捧げる私です。

2009.5.7   小出 麻由美

 聖書から <箴言4章20~22節>
わが子よ、わたしの言葉に心をとめ、わたしの語ることに耳を傾けよ。
それを、あなたの目から離さず、あなたの心のうちに守れ。
それは、これを得る者の命であり、またその全身を健やかにするからである。
(心と口とは密接な関係。心に思ったことが口に出、口にした言葉が心を作る。)

 

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