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2009.08.17
バレエの発表会 ’09.8.1 <風>
今年は油絵のコンクール出品作品制作のため、バレエの発表会は一年お休みして絵に専念しようと思っていましたが、敬愛するバレエの先生から「相乗効果で、一方達成した方がもう一方も上手くいきますよ。逃げては駄目!」と説得されて頑張ってみることに。
今年の成人クラスの出演者は、今までで最高の人数12名です。
そして、私は4年目の出演となりました。
演目は、12名でガイーヌより<薔薇の乙女たちの行進>。
4名ずつでくるみ割人形から<スペインの踊り>、四季から<風>、コッペリアより<あけぼの>。
私は、<薔薇の乙女たちの行進>と<風>を踊ることに。
初演の時に比べ少し体重は落としたものの、バレエを踊るにはまだまだ重すぎ!
風がつむじ風にならぬようにと願いつつ・・・
苦手な振り付けを覚え、難しい技のトウシューズでの練習を重ねていた時のこと。
いつになく左膝に違和感を覚え、気付くと酷く腫れ上がっています。
階段の昇降も困難なほどに。
直ぐに病院に駆け付けると、加齢からくる<変形性膝関節症>という病名を頂き失意のどん底でした。
成人クラスでは、私より10~15歳も年上の方々も数名頑張っておられるのでまだ当分はバレエを続けられると思っていたのですが、年齢ではなく個人の資質だと言うことを思い知らされたのでした。
誰も年齢には打ち勝てませんが、今までの生き方がどんどん身体に表れ、差が出てくる年代に。
原因を辿ってみると、若い頃はかなりスリムだったのに太りすぎたこと。
インテリアコーディネイトやガーデニングが大好きでこれまでにかなり重い荷物を抱え移動させていたこと。
長女が障害を持っているためかなり長い間、彼女を抱きかかえなければならなかったこと。
主にその3つが思い浮かびました。
過ぎ去ったことを後悔しても仕方ありませんから、出来ることは体重を落とすことと、膝の筋肉を鍛えること。
バレエをもう少し続けるためには、今後まだまだ減量しなければならなくなってしまいました。それよりも何よりも年老いても元気に歩くために!
ですから、今年は練習も満足にすることが出来ず、本当に本番に痛み無くちゃんと出演出来るのかどうか・・・そちらが気がかりでなりませんでした。
若いということの素晴らしさをしみじみと思い知らされた年でした。
高い所から飛び降りることはもう不可能になってしまいました。
私は幼い頃からとても木登り上手なおてんばでしたから、ついこの間まで、平気でガーデニングの時に木や塀に登って飛び降りていましたからね。
お婆さんになっても自分の足でしっかり歩き身の回りのことを一人で出来ると言うことは、実はとても素晴らしいことなのだとしみじみと感じさせられています。
そして、何よりも精神的に平安であることの大切さ。
それは、いつもお話しているように俄に生み出せる感情ではなく、日々の積み重ねの感情。
天国を意識する年代に突入し、今までの場所と異なるステージに立たされたことを感じています。
さて、そんなわけで今年のバレエの発表会は心身共に辛い、そして舞台に立てたことの幸せをしみじみと感じた年でした。
何とかつむじ風にならずにすみましたが、観に来てくれた主人から「重たい風だった!」とのコメント。
<重たくても吹いたから、まっ、いいかっ!>
と、すぐに開き直る前向きな性格のわたし。
でも、今回ばかりは減量は深刻な課題になってしまいました。
来年のバレエの発表会は舞台に立てるかどうかは分かりませんが、今年出演を薦めて下さった先生には、とても感謝しています。
最後にこんな私にとても素敵な花束を贈ってくれた、愛する主人と娘、そして大切な友人たちに心からの感謝を捧げます。
2009.8.1 小出 麻由美
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