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2009.10.22
白い秋明菊<しゅうめいぎく>
金木犀の香りも仄かに秋の穏やかな日々が続いています。
季節や天候が心地よいことはどんなに幸せなことであるかと、最近つくづくと感じます。
年間を通じてこのような穏やかな気候だったらどんなにいいでしょう!
きっと、世のはじめ、神様が創造なさったエデンの園はこんな気候の日々だったのでしょうね・・・
大好きなコスモス揺れて群れ咲く中、秋明菊のほっそり楚々とした花も日溜まりの中で風に揺れています。
誰かに頂いたのか、自分で買ったのかまるで覚えていないのですが、我が家の庭の片隅にも数年前から毎年この花が咲いてくれます。
大した手入れをしなくても、元気で花数も増え続けてくれる丈夫な花です。
この花を目にしたら、広島に住む義姉が、義母が亡くなった早春にも庭に一輪だけ寒さにめげず咲き続け残った秋明菊が義母のように感じると淋しく語ってくれたことを思い出しました。
その花は、広島の義姉の所に遊びに行った時に義母が植えた花だそうです。
年々増え続けるその花の中に嬉しそうに佇む義母の写真もありましたっけ・・・
在りし日の義母の姿が懐かしく思い出されます。
義母は私に「麻由美ちゃんは、ほんまに花が好きやなあ。感心するわ!あたしは花より団子の方がええけどなあ。」なんてよく言って笑っていましたが、そんなことを言いながらも、私が育てた花々をとても嬉しそうに眺めてくれていました。
だから、我が家では義母が花の手入れをすることはありませんでしたが、義姉の所へ暫く遊びに行った時は、喜んで花の手入れをしていたようです。
そんな私の知らない義母のことを、白い秋明菊がそっと垣間見せてくれました。優しい穏やかな秋のひとときです・・・
2009,10.16 小出 麻由美
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