私の誕生日から１ケ月余り過ぎた後、娘野夕梨から思いがけず「遅くなっちゃったけど…」と言いながら、素敵な包みを手渡されました。

私は母の日に彼女から、とびきり美しいサーモンオレンジの薔薇一輪と私好みの花のバースデイーカード、そして彼女自身による手作りヘルシー苺パフェという心のこもったプレゼントを受け取っていたので（ブログ‘１１　母の日　５月）、もうそれで十分満足でしたが、娘にしてみたら誕生日にもきちんとプレゼントを渡したかったとのこと。
当時まだ仕事も決まらなくて、お小遣いもなかったので、探すゆとりもなく残念に感じていたとのことです。

よき娘に成長してくれたものと、本当にその心を嬉しく思いプレゼントの包みを開きました。
白い木の皮を薄く剥いで花びらに見立て、それを薔薇のように重ね合わせた花一輪。

でも、それだけではなく茶色い小瓶に入った赤くよい香りの液体の中にその薔薇を挿せば、日毎にその薔薇が色付いて香っていくという何ともロマンティックで不思議な贈り物！！！

幼いころから私が好きなものをいつも察知してくれている娘で、母の日にも云いつけ通り絶対にカーネーションをプレゼントすることもなかった子供でした。（笑）
主人は未だに私の好みを把握することができないままなのに、娘は幼い頃よりそれらを習得しています。
感性って、学べる分野ではなく神様からの賜物なんだとつくづく思わされますね。

さて、そのアロマの薔薇は自然の生成り色の白からだんだん淡いピンクに染まっていき、小瓶の中の液体が無くなる頃には、すっかり艶やかな濃いピンクに染め上げられました。

今は小瓶から抜いて玄関のお気に入りの薔薇たちと一緒にポプリとして、我が家を訪れる皆様をよき香りでお出迎えしてくれています。

野夕梨、素敵なプレゼントをありがとう！そして貴女の優しい心も！！！

２０１１．８．２０　　　　　小出　麻由美