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2012.10.31
サルビアコクネシア
秋が深まると、私の庭はサルビアコクネシアたちが優しい色合いを賑やかに添えてくれます。
シソ科のハーブの一種で、花そのものよりも茎に香りがあるので、花を手折ると優しい香りがします。
とても丈夫で野趣を帯びたほっそりとした茎に、儚げな口唇形の小さな花粒を沢山次々に咲かせます。
一番好きな色はコーラルピンクですが、白も朱赤もいい感じの色合いです。
小さな庭に数本植え込んで以来、毎年こぼれ種で増えていましたが、樹木が大きくなって日当たりが悪くなったせいか、庭からはすっかり姿を消してしまいました。
が、嬉しいことに種が日当たりのよい他の花鉢の中に飛んでいき、あちこちから芽を出して、薔薇の横やブルーベリーの傍から今も沢山の花を咲かせてくれています。
その優しい花を束ねて、ガラスの器に活けると、素敵なティータイムのテーブルを演出してくれます。
このサルビアコクネシアとサルビアバンヒューティを二重唱にして、水彩画にしてみました。
儚げな優しさが気に入っています。
皆さまにもお使いいただければ嬉しいです。
2012.10.29 小出 麻由美