ブログ
Blog
2012.11.15
ジュリア
私の大好きな薔薇*ジュリアの名を持つ娘が、我が家にお仲間入りです。
私の現在の日常は平凡な暮らしですが、神様は時にとても不思議な導きをなさいます。
今回も不思議の連続を通して、神様が我が家に素敵な娘ジュリアを運んで来て下さいました。
ここに全ては書ききれませんが、始まりは昨年の1月23日の私の一人静かな祈りの中から。
その祈りの最中に、神様から突然に優しい語りかけがありました。
<貴女はブルガリアと関わることになる>と。
はて?ブルガリアには一人も知り合いはいないし、薔薇とヨーグルトくらいしか知らない国なのに、何故いきなりブルガリア!?
私はとても薔薇が好きなので、神様は私を薔薇の国へ誘ってくださるのかしら?・・・なんてことを思ったりして・・・(笑)
でもクリスチャンになり神様との祈りの生活を始めると、本当に不思議な体験をたくさんするようになるのも事実です。
祈りの答えも直ぐに与えられたり、数年後に与えられたりといつも異なる導きです。
今回はあまりにも不思議な語りかけだったので、祈りのノートにそのことをそっと記しておきました。
・・・もうすっかりその記したことさえも忘れてしまったその年の5月のとある日曜日、私の教会に突然訪れたのがジュリアの名を持つお嬢さん!
なんと彼女は、ブルガリア人を父に日本人を母に持つ福島出身のピアニスト。
お父様が世界でご活躍なさりながらも日本人に帰化された指揮者ボイコ・ストヤーノフ師(かつて東京フィルハーモーニーも率いておられましたし、NHK放送でもご活躍なさっておられました)で、お母様はかの有名なショパンコンクールでディプロマ賞(聴衆の方々から支持された賞)を授与された赤津里佳子さん。
<残念ながらお母様の里佳子さんは、ジュリアが9歳の時に病で昇天されています>
お二人はポーランドにてショパンのピアノ協奏曲を共演なさったことがきっかけとなり結ばれ、ジュリア(樹里亜)と妹のカヤ(佳也)さんが授かりました。
* * *
歳月は流れ、ジュリアが選んだ音楽大学は彼女が一番好きな作曲家ヴィラロヴォスの生まれ育ったブラジル。
その地はお父様とお母様が踏み入れたことのない国。
誰も自分の背景を知らない国で挑戦する喜びと言葉も何も知らない不安な土地。
そんな大学で猛勉強を果たし首席で卒業。
昨年、日本に一時帰国中にいわき市の実家がこの度の東日本大震災にて被災してしまいました。
それで新しく家庭を築かれていたお父様ご一家もブルガリアへ避難し、彼女はピアノも何もかも失ってしまい私たちの教会へ導かれてきたというわけです。
不思議なことに、本当は直ぐにブラジルへ戻る予定を立てていたのに、この震災があったことで、逆に日本に留まることが神様から与えられた自分の使命だと強く思わされたとのことです。
ブラジルでの彼女は知名度も高く、オーケストラとの共演も常で、テレビ出演の仕事もしており、生活は潤い何の心配も必要ない場所だったのに、日本では全く無名なので一からの築き上げで苦労の連続。
ピアノに関係のないアルバイトをいくつも掛け持ちしながらの厳しい生活を強いられていた苦い日々を体験したとのことです。
そんな中、クリスチャンだった彼女が神様に導かれるようにわが教会へ仲間入りし、わが教会員たちに支えられながらの新たな生活が始まったのです。
早速、教会のピアニストとしての奉仕も始まり、私の娘・野夕梨とも仲良しになり、二人でコラボレーションが始まりました。
(娘はジュリアのピアノに合わせながら、歌ったり踊ったりして神様を賛美する奉仕をしています)
それで、時折我が家へ遊びに来て泊ってくれたりしていましが、この夏の酷暑で体調を崩した彼女は身寄りもなく、神様が我が家へ導いて来られたというわけなのです。
が、そこで思い出した神様からの語りかけ!
<貴女はブルガリアと関わることになる>
彼女に出会う前から神様が用意されていた事柄が起こり、我が家の娘の一員となったというわけなのです。
その大きな印に、お祈りして一週間以内にグランドピアノも与えて頂いて、祈った私まで驚き慌てたほどです!!!
私の所属するシルフィードコーラスの指揮者の先生が、お嬢様が現在使っていないグランドピアノがあるので、彼女が結婚するまで無償で快くお貸し下さると名乗り出て下さったのです!!!本当にお優しい先生に感謝感激です!
神様のご計画なさることは思いも及ばなくて本当に驚きます!
そんなわけで、今日は我が家に咲いた美しい一輪の薔薇ジュリアをご紹介です。
心やさしく美しい彼女のホームページを是非ご覧になって下さい。
(*赤津ストヤーノフ樹里亜*で検索可能です。ユーチューブの動画では彼女がイギリスの教会で演奏しているものもご覧いただけますので、ぜひ検索なさってくださいませ)
この美しく優しい薔薇が世界中のあちこちで神様の馨を放って行くことを、教会をあげて、私たち家族もお手伝いです。
彼女はそんな私たちを花下夢者(かげむしゃ)と呼んで下さって、素敵な曲を奏でて下さっています。
このブログをお読み下さった方々も、ジュリアの花下夢者になってくださったら、とても嬉しいです。
*彼女の福島支援チャリティーコンサートが近く開催されます。
もし、ご支援可能でしたら是非お出掛け下さいませ。
時*2012年11月18日 午後14時開演(13:30より開場・全自由席)
所*ノートルダム小学校講堂[京都市左京区下鴨南野々神町1-2]
入場料は\2000ですが全額東日本大震災復興支援に充てられます
曲目は グノー*アヴェマリア ピアソラ*リベルタンゴ・オブリビオンetc
ヴァイオリン*菊本恭子さん
ダンスを私の娘*小出野夕梨がジュリア作曲聖書物語の<エステル王妃>にのせ
て振付け踊ります
私のカードや便箋、葉書にジュリアの薔薇がシリーズで発売中です。
こちらもご利用いただければ嬉しいです。
2012.11.13 小出 麻由美