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2013.05.06

ミュゲ祭

<ミュゲ>とはフランス語で<鈴蘭>のこと。
美しい響きの花の名前。


ミュゲ祭1

私が学生の頃、JACOという化粧品メーカーがミュゲという名前で、本物の鈴蘭の香りと同じ芳香の練香水を作っていました。
小さな丸い陶器の蓋には可愛らしい鈴蘭の花の絵があって、本当にお気に入りの香りでした。学生の私でも気軽に買えるお値段も嬉しくて、私はいつもその小さな練香水を持ち歩いていたものでした。


さて、憧れのフランス・パリの5月1日はパリ祭です。
そして、その祭りは別名ミュゲ祭とも呼ばれ、色んな方々が鈴蘭の花束をプレゼントし合うそうです。
考えただけで、おとぎの国の夢の世界です!
街中が鈴蘭の可愛らしい花とたおやかな甘い香りに包まれるのですから!!!
知り合いの方が、ヨーロッパ旅行中に偶然その日にパリに到着して、本当に素敵だったと興奮気味に話してくれたことがありましたが、聞いてるだけで私まで興奮してしまいましたっけ。
でも、なかなかヨーロッパ旅行もままならない私ですから、ミュゲ祭にまでは遠い夢のようです・・・


が、しかし!そんな今年の5月1日の夕暮れ。
幸せなミュゲが届いたのです!
インターホンの音と共に門扉の前に現れたとっても可愛らしいお客様。
向日葵ちゃんと名付けられた向日葵の花のように明るい笑顔の女の子が、手にしていた彼女みたいなミュゲの鉢。


添えられたカードも鈴蘭の素敵なしゃれた絵柄で、鉢の包みも鈴蘭色。
それだけでもただただ感動していたのに!


ミュゲ祭3

な、なんと!!!その鈴蘭の葉っぱの先に小さな鈴蘭みたいな手作りのタッセルが飾られているではありませんか!!!


ミュゲ祭2

日本の京都に住んでいながら、もう本当にこんな素敵な5月1日を迎えられる何て、パリのミュゲ祭の幸せな幸せな日を頂いてしまいました。
可愛い向日葵ちゃんと素敵なお母様に感謝で一杯です!
本当にどうもありがとう!!!


そうそう、その鈴蘭のようなミニタッルはわたしの大切なお人形<ジュリエット>を仕舞った鍵に付けましたよ。


ミュゲ祭5

まるで、このために作られたような同じ色合いで同じ真珠のビーズが付いています。


ミュゲ祭4

そのことにも驚き幸せな幸せな私のミュゲ祭でした。



 2013.5.1     小出 麻由美

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