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2017.01.18

お正月の飾り

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今年もリビングのお正月の飾りは、私の描いた油絵で、次女・野夕梨が二十歳の時の百合の振袖姿の肖像画です。
この絵は亡き川辺浩師に大変お褒め頂き、娘に遺してやれる作品に仕上がったと自負しています。
もうこの時から10年の月日が流れてしまいました。
歳月の流れは年を重ねる度毎に、より早く感じてしまいます。

陶器の抹茶茶碗と片口は、私の大好きな陶芸家・森本慎二氏の作品です。
氏の薄紅を帯びた色合いと形、焼き肌地など全て、最高にお気に入りの器です。
片口は大きめなので、普段使いとして煮物などを盛っていますが、お正月飾りとして使うときはポプリを入れて楽しんでいます。

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花瓶二つは、両方ともお花屋さんの主が骨董市で見つけて来られたものを譲って頂いたものです。
淡い微妙な味わいのある色合いの花瓶は、古い丹波焼だそうです。
一目見た時から恋に落ちてしまいました(笑)。
主もお気に入りだったのですが、彼は骨董市を巡り探すことが趣味なので、快く私にお譲り下さいました。
この花瓶はチューリップなどの洋花にもとてもよく似合い、花瓶としての用途をフルに活用できる優れものです。

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黒い方も古いものだそうですが、こちらはもしかしたら花瓶ではなくお酒などを淹れていたものかもしれないそうです。
口が小さいので一輪挿し位にしか使えない、ちょっと気難しやさんですが、形が長いので他の陶器と合わせた時に、飾りとしてのアクセント使いに有効です。

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家の小さなコーナーなどには、造花の椿を使いました。

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今年のお年賀にかな書道の師から、大好きな鳩居堂の紅い椿の絵葉書きで直筆の美しい文字書きのものを頂きましたので、それも飾らせて頂きました。

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こんな美しい文字は絵と同じですね。
私もこんな文字に近いかなが書けるよう師に指南を仰いでいます。
普段は西洋趣味の私ですが、陶器や文字はこの日本古来のものをこよなく愛している私です。
部屋の飾り一つで、季節感を味わえるのは本当に楽しいことですよね。

2017.1.10    小出 麻由美