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2007.01.06
エーデルワイス
花の名前だけは知っていて、花そのものには出会ったことがない。
そんな花があるものです。
私にとって、ずっとエーデルワイスがそんな花のひとつでした。
エーデルワイス、エーデルワイス、まーしろな花よ~
と歌われた有名な花の歌があるせいか、ほとんどの方が耳にしたことのある花の名前だと思います。
エーデルワイスの切手
子供の頃から馴染みのあるこのメロディーの花は、一体どんな美しい花なのか・・と思いを馳せておりましたが・・・
意外にも、小さな見過ごしてしまいそうなくらいの地味な花で、がっかりしてしまった記憶が残っています。
目にしたのは、園芸店の山野草のコーナーだったと思うのですが。
然して華やかな美しさもないのに、何故、この花はアルプスの名花と謳われ、こんなにも有名な花なのでしょうか・・・
未だによくわからないのですが。
あの絶世の美女だったオーストリアの皇女エリザベートの肖像画にも、自慢の髪を飾ったのはダイアモンドで創られたエーデルワイスの小さな花々でした。
多分、花にふさわしい時と場所というのもあるのでしょうね。
アルプスの雪の残った冷たい山野で、いち早く可憐に咲いた野の花を見つけた時の幸福感?
そう、日本だと蕗の塔やつくしんぼを見つけた時のような感じなのでしょうか?
それとも、アルプスの麓へ行けば、本当に心を奪われてしまう種のエーデルワイスの花があるのでしょうか?
和名は、うすゆきそう<薄雪草>。
この名の方が野趣があって花にぴったりくる気がします。
・・・そんなことをひとりで考えてしまう私です。
花にとってはどうでもいいことなのでしょうが・・・
最後に私の好きな詩をひとつ。
花
花の名だけは知っていて
花そのものは知らない
そんな花があります
愛という字は
よく知っているのですが
そして
愛そのものも
知っているつもりだけど
降るような花の下を行くと
いったい
何を知っているのか
と 急に思います
川崎 洋
2007,1, 6 小出 麻由美
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