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2013.11.26

ガーネットジュレ

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ガーネット色した美しい宝石のような紅玉リンゴのエキスが凝縮されたもの。
私が名付けた<ガーネットジュレ>。
そのジュレとの出会いは、もう20年も前の愛知県一宮市の方から。

実は私が初めて神様のご奉仕で、講演会なるものに招かれた時のことです。
娘*紫音の出生前から出産、小学校入学当時までの苦しみや悲しみを神様と共に乗り越えた手記が出版され(現在この本は絶版なので、このホームページにて全編記載しております。ご興味おありの方是非ご一読下さいませ)それをお読み下さった同盟キリスト教会のメンバーの方々からのお誘いでした。
私は本来、大勢の方々の前での講演など、とても苦手です。
でも、そのお話を頂く前に神様から祈りの中で強い促しを頂いていたので、お返事は否応なしで、神様に従うことを決意して祈り備えながら出掛けて行きました。

初めての講演会で200名近くの集会なんて、神様の支えがなければ絶対無理でした。
が、拙い話はさておき神様のなさって下さった私への愛に皆様が感動して下さり、とても素晴らしい経験で夢のような一日を過ごさせて頂きました。
その時にその会を運営して下さったご婦人の方からとても素晴らしい数々のおもてなしを頂きました。
大きな事業でも一つなし終えたような気分で、講演会後安堵していた私のもとに、ご丁寧なお便りと手作りのこのガーネットジュレをお送り下さったのがそのご婦人なのです。
見目麗しいそのゼリー状の紅玉リンゴのエキスは、お味も最高で大感動をお電話で伝えると、すぐにレシピのコピーをもお送り下さいました。
それで、わたしも次の年の紅玉リンゴの季節に実演できる幸運に恵まれたということなのです。

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でも、このジュレなかなかのお手間入りで、仕上げに丸二日を要します。
先ず濃玉リンゴを丸ごと綺麗に洗い、芯も付けたまま大きな鍋に水をたっぷり入れて、コトコト一日かけて弱火で煮込みます。

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その夜、寝ている間を利用してその鍋の中身を全てふきん(細かい織り布を袋状にして縫います)に入れて、中のエキスのみをしたらせます。
本来ジャムになるはずの崩れたリンゴは、泣く泣く処分します。
したらせた淡いピンクのエキスを鍋で煮詰めてゆき半分位の量にします。
その後エキスの70%分のグラニュー糖を入れ、更にかき混ぜながら煮詰めてゆきます。とろみがついてきたところにレモン汁を絞り込みます。
そうするとエキスは更に綺麗なピンク色に変化します。
それからもう少し煮詰めてどろりとした時点で火を止め、冷まして出来上がりです!

出来上がったエキスはリンゴ10個でわずか500ccくらいな貴重な正に宝石のようなガーネットと呼ぶのが相応しいエキスです!
あまりにも手がかかりすぎる感じもしないではないですが、リンゴを煮ている間はほったらかしで大丈夫ですし、その香りが甘く優しくレシピにも「悪しき感情運び去る」と記されてあるくらい、幸せな香りが家中に広がりますから、そんなに大変でもありません。
大変なのが、最後の仕上げ段階でグラニュー糖を焦がさぬよう混ぜる作業ですが、夕飯を作りながらすれば負担が軽減しますよ。
私は今回実家から大分のカボスが届いたのでレモンの代わりにカボスを使い、より美味しく仕上げられた気がします。

スコーンに付けたり、ヨーグルトに混ぜたり、正に王女様気分で頂く贅沢な贅沢なジュレです。

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素敵な出会いが素敵なレシピを運んで来てくれました。
20年過ぎた今でも、毎年そのご婦人は私に手作りのクリスマスカードをお届け下さいます。「飯塚さん今年もお元気でいらっしゃるでしょうか?」
小さな私の宝物のガーネットジュレ物語です。

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2013.11.15     小出 麻由美



 

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この記事へのコメント
ガーネットジュレ、しゃれたいいネームングですね。ゼリーよりジュレのほうがより一層おいしそうないい響きです。百貨店に進出しても高級大人気商品になりそうです。
Posted by スノーマン at 2013年11月18日 21:19
スコーンに手作りのガーネットジュレ美味しそうo(*⌒—⌒*)oにこっ♪
作るのに 時間が掛り大変そうだけど其れを食出来るま〜みちゃん家族は幸せだわ〜!ポンも食して幸せ気分味わいたいo(*⌒—⌒*)oにこっ♪
Posted by ポン at 2013年11月19日 10:15
スノーマンさま、コメントありがとうございます!
確かに売り方次第で大人気になるかもしれませんね!絵を描くより有名になるかも!?です(笑)
しかし、これを手作りし続ける忍耐は残念ながらありません・・・
Posted by 小出 麻由美 at 2013年11月19日 13:26
ポンチャン、いつもコメントありがとうございます!
実は家族も特別な時だけしか味わえないんですよ(笑)
中には、幸運なゲストの方もいらしゃいますが❤
いつか山のように作って、自分でも飽きるほど食べてみたいと思っていますが・・・それは、老後の楽しみにとっておきましょう!(笑)
Posted by 小出 麻由美 at 2013年11月19日 13:33

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