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2006.09.27
コスモス
コスモスが香りをもたないのは
まだ 少女だから きの ゆり
庭に咲いたコスモス
私が少女の頃に出会ったこの小さな詩に、とても感銘を受けたものです。
花には香りがあった方が断然いい!と思っていたのにこの詩を読んで香りがない花もいいかもしれないと思わされてしまいました。
でも、考えてみれば全ての花にそれぞれの香りがあると噎せてしまうのかもしれませんね。きっとこんなことにも神様は絶妙なバランスをお考えなのでしょうね。
コスモスは秋桜とも呼ばれています。素敵な和名がぴったりですね。
私が思春期の頃、一番好きな花でした。
コスモスは私の花だと思っていました。
その頃文芸部に所属していた私は、<秋櫻>というペンネームで詩を沢山作ったりしたものです。
夢多き少女の頃・・・ありがたいことに今でもそれはあまり変わっていません。
残念ながら、肉体はだんだん衰えていくけれども、心ってそんなに変わるものではないのですね。きっと、おばあさんになってもそんなに大差はないのでしょうね。
辛いこと悲しいことを沢山経験したけれど、心が干からびていないことに感謝です。
コスモスの咲き乱れる庭に住むのが夢でした。
ありがたいことにその夢は叶えていただきました。
今の家に引っ越して来た時、まだ、樹木が小さくて日当たりが良かったので苗を父に沢山送ってもらって植えたら、みるみるうちに大きくなって一杯の花を咲かせてくれました。私の背丈より高かったと思います。<私は、160センチです>
でもちょっと大きくなりすぎて、私はゴズモズと呼んでいましたけれど。
4,5年は楽しみましたでしょうか。そのうちにモッコウバラとミモザが大きくなって苗が育たなくなってしまいましたが、一度でも夢が叶うと結構満足感って持続するようです。
でも、いつか、もし大きな庭が持てるとしたらもう一度実現させてみたいですけれど。
最近コスモスも色んな種類が開発されているようです。
レモンイエローの冬に咲くウィンターコスモスとか、何と!チョコレート色したチョコレートの香りのするチョコレートコスモスまで。
でもやっぱりコスモスは、昔からある秋風に揺られて咲く桜に似たピンク色したのが一番好きです。そう、何の香りもない。
2006.9.26 小出 麻由美
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