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2008.10.14
コスモスとイヴニングスタ-の花束
コスモスの季節になりました。
友人から思い掛けず、素敵な花束が届けられました。
大好きなコスモスに白いイヴニングスターがあしらわれた初めて目にした素敵なブーケ。
イヴニングスターも今だけの僅かな時季ににしかお目見えしない花。
私は、紫系のイヴニングスターが大好きで時折、単独で部屋に活けたりもします。
その名のように星の形をした小さな可憐な花が群れをなして咲く花枝。
イヴニングと名付けられたのは、夕刻に開く花だからでしょうか?
別名センブリと言われ、漢方薬の植物だそうです。
でも、絶対にイヴニングスターの方が、その花に相応しい名前だと思います。
しかし、コスモスの花と合わせるとはなかなか粋な取り合わせです。
私自身は思いもつかない組み合わせで新鮮な面持ちがしました。
そんな素敵な花束の贈り主の方は、勿論とっても素敵な方。
長女紫音が通っていた保育園で親しくさせて戴いた、その頃ご近所だったお母様。
彼女にも可愛らしい二人のお嬢様がいらして、小さな彼女たちにもよく紫音のお世話をして戴きました。
彼女とは折に触れて、美味しいお菓子があると一緒に楽しいお茶の時間を過ごすために、お互いの家を行ったり来たりしたものです。
関東からご主人様に見初められて京都のしきたりの厳しい清水焼きの窯元に嫁ぎ、今ではお店の女将さんに。
言うまでもなく、とってもスタイルのよいモデル並みの美人で抜群のセンスの持ち主。
私は、毎日保育園の送迎バスの時に出会う彼女のファッションを見るのがとても楽しみでした。
当時は地域の新聞記事を書く仕事をしながら、テニスに情熱を燃やしておられましたっけ。
今でもテニスを続けておられるようで、一年前にお会いした時も変わらぬ美しい体型を維持なさっており、うらやましい限りでした。
私より、10歳も年上なのに、いつも3歳くらいの年の開きしか感じさせない若々しさです。
見かけとは異なり、かなりドジなところがありますが、またそれが彼女の魅力でしょうか。
先日も私に、綺麗な花の切手を貼ったお葉書を下さったのに、「切手を貼るのを忘れて投函しちゃったわ。ごめんなさい。」のメールが届き「変わってないな~」と大笑いしたところでした。
彼女は私の義母とは殆ど面識もなかったのですが、よく気にかけて下さっており、「お彼岸がきたので、クリスチャンの貴方たちには関係ないことは分かっているんだけど、何となくお義母様のことを思い出しちゃったのでお花をお届けさせて貰ったわ。」と彼女らしいお優しい心遣い。
そして偶然にも、それは義母が大好きだったコスモスの花束。
義母の部屋の片づけが終わったら、早速彼女とお茶の一時を再開しようと思っています。
2008.9.20 小出 麻由美
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