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2006.08.03
サーモン・オレンジのポインセチア
<1994年12月「いのちのことば」表紙によせて掲載された文章>
クリスマスが近づくと、お花屋さんの店先は赤いポインセチアの鉢でにぎわいます。深く濃い緑色の葉は平和を、鮮やかな赤い花の色はキリストの流された血を意味するそうです。
冬の花だと思い込んでいたこの花を、天国に一番近い島(作家の森村桂さん日く)ニューカレドニアの南の島で、私の背丈以上に伸びた枝にたくさんの赤い花をつけているのを目の当たりにした時は、本当に驚いたものでした。
私は赤い花はあまり好きではないので、ポインセチアでさえクリスマスらしからぬと思いつつも、淡い花色の鉢を求めてしまいます。
昨年のクリスマス、いつも親切にしていただいている大好きなお花屋さんから、思いがけずとても素敵なプレゼントをいただきました。
それは、サーモン・オレンジの花があふれるように咲いた、抱えきれないほど大きなポインセチアの鉢でした。さっそくガラスのテーブルの下に置いて、「お花のテーブル・クロスよ」なんて言いながら、友人たちを誘って素敵なお茶の時間を過ごしたものです。そのひと時は、この上もなく優雅で贅沢に思われました。
私が初めて真のクリスマスを迎えたのは十七歳の時でした。教会の青年会の仲間たちと、美しい夜空に瞬く星を数えながらキャロリングした幸せいっぱいだった聖夜が、夢のように想い出されます。
その時から数えて十九年、こうして毎年、教会の方々とともに、ろうそくの灯りの下で讃美歌を歌ってイエス様のご降誕をお祝いできるのは、どんなに豪華なパーティーより素敵な聖夜だと思い、幸せを感じています。
この一年間、私の拙い絵と小さなあかしに目を留めていただいた方々に、心より御礼を申し上げます。また、別の作品を通してお目にかかれましたら、嬉しく思います。皆様のもとに神様の祝福がたくさんありますように・・・・・・。
それから、この表紙を描くためにいつもとても親切にご協力してくださったお花屋さんの森川さんに、親友の圭ちゃんに、そして編集の方に心より感謝をして御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 祈りつつ 主に在りて
※ ポインセチアの花のように見える部分も実は葉ですが、ここでは花としました。>
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