ブログ

Blog

2006.08.22

タカサゴユリ

二十年近く前、友人家族と夏に南紀を旅した時に初めて目にしたユリです。とにかく、山辺、あぜ道、町の至る所に何処でもその楚々とした白い花を咲かせているのです。
鉄砲ユリによく似ているのですが、花も葉ももっとほっそりしていて野趣のある大好きなユリです。
現地の方にその花の名前を尋ねたら、その土地のみで呼ばれる独特の名でユリという名が入っていなかったことに驚き、何と呼ばれていたのか忘れてしまい残念です。
家へ戻り、ユリの事典で調べてみると、高砂ユリだということがわかりました。


1858年、ウィルフォードによって台湾で発見され、1880年、ヨーロッパに球根が入り、ベーカーにより鉄砲ユリの変種として別名が付けられていましたが、その後独立した種としてこの名になったそうです。
我が国には、1924年<大正12年>、鈴木吉五郎氏により種子が導入され切り花栽培として非常な人気を呼んだそうですが、その後新鉄砲ユリの出現で殆ど栽培されなくなったそうです。<日本のユリ 清水基夫著  誠分堂新光社 によるもの>


たかさごゆり2


それはさておき、不思議なことですがその旅から十年位後、京都の町の中でふと見かけることがあり、うらやましく眺めていたら、だんだんと色々な所で見かけるようになり、ついに私の庭にも咲いてくれるようになったのです!


たかさごゆり1以前住んでいたお隣の方が、どなたかにいただき庭一杯に増やしているらしく、快く蕾の付いた苗を数本分けて下さったからです。
それから、毎年増えて今年は、随分花をつけてくれました。
南紀の旅から苗を持ち帰りベランダで育てたのですが、失敗に終わっていたので喜びもひとしおです。
でも、まだまだ欲張りで、夏の庭をこのユリで覆い尽くすのがわたしの夢なのです!
できれば日本中を!!!



2006.8.20    小出 麻由美


よろしければ下記のバナーをクリックして、ブログランキングサイトに投票してください



ご協力ありがとうございました。

なお、トップページでコメントに投稿いただいた方へのサンプルプレゼントをご案内しております。ぜひ、ご覧ください。


トップページ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。