私の大好きなダリアのひとつが、＜黒蝶＞と名付けられたその名にふさわしい粋な大輪種。

私はあまり大きい花は好きではないけど、何故だかダリアは小さい花の種より断然大きい方が好きです。
中でもこのカクタス系と分類された花びらが尖っているものがお気に入り。
黒蝶は私の幼い頃は目にしたことがないので、最近品種改良されたものだと思います。

私は赤い花には興味がありませんが、ここまで深い色には魅かれます。
お気に入りのアイビーゼラニウムにバーガンディという種の深い色合いの花がこの黒蝶と同じ色で、夏は玄関先にこれらの色合いの花鉢を並べてお客様を迎えています。

この色合いの花は比較的少ないけれど、最近は改良が進み、時折見かけるようになり嬉しく思っています。
先にブログでアップしたカラーや薔薇・アイスバーグのバーガンディ、ダーシーバッセルも同じ色合い。
これらの花を集めたシックなブーケはかなりお気に入りです。
夏に涼しげとは言えませんが、深いワインカラーの花々は気分をとても落ち着かせてくれる気がします。

さて、ダリアはお日様が大好きな盛夏の元気な花。
本当は日当たり良好な肥沃な地面に植えたら、花はより大きく秋までどんどん咲き続けるけれど、残念ながら我が家では小さな鉢の中。
それでも、定期的に肥料を与え水やりさえしっかりとしていれば、それなりの大きさで次々と花を咲かせてくれ、夏の間はいつも部屋を飾ってくれる重宝ものです。
今日はイスラエルを旅した時に買ってきたヘブライガラスの花瓶に一輪活けてみました。

なかなかお似合いです。
小さな花を短くまとめてアイビーゼラニウムのバーガンディと合わせてピンクのガラスの器に盛れば、また異なった表情で素敵です！

只今我が家のダリアは杏色の大輪のダリアが二種類で、この黒蝶と合わせて三鉢です。

秋に地上の茎が枯れてしまったら軒下に鉢をお休みさせて、春に植え替え水やりを開始すれば、また初夏に美しい花を約束してくれます。
以前育てた白に淡い紫がかったダリア、それももう一度復活させたいものと思っています。
大輪ダリアの咲きみだれる夏の庭、それも夢のひとつです。

　　　２０１３，８．７　　　　　小出　麻由美