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2021.09.23
マイガーデン100号口絵 百花繚乱
記念すべき100号が上梓されました！
マルモ出版の皆様に心よりお祝い申し上げます。
出版業界は大変な時代になりましたが、紙の本の愛好者はまだまだ沢山います。
今後より良い本だけしか残されないでしょうが、どうかマイガーデンがそのうちの一冊になりますよう心より願っております。
この記念すべき100号の口絵を飾れたことを本当に光栄に感じています。
特別な記念誌なので、エッセイは私も特別な花への思いを綴り、イラストは半年近くかけて実物の花々を目にしながら一輪ずつ描き重ねて行きました。
大まかなイメージは抱いていましたが、どんな感じに仕上がっていくのか私も楽しみながら描きました。
私の人生に色とりどりにあふれる花々があったから、今の私の喜びと幸せがあります。
そう断言しても決して過言ではない私の人生です。
実家の庭を沢山の花で散りばめてくれた祖父母、父にとても感謝しております。
父は今年で８８歳になりましたが、残念ながら多くの記憶が忘却の河の中です。
でも穏やかで優しい好々爺で、生活の全てを二つ年下の母に頼りきりです。
あんなに好きだった庭仕事にも全く情熱が失われてしまったようで、哀しいです・・・
それで、実家の花で埋め尽くされていた現在の庭は、今では石と苔と残された木々で人任せになってしまいました。
それはそれで日本庭園の詫び寂びの世界でよい感じだとは思いますが・・・
父がこうなる数年前に庭師の方と相談して、本物の和風庭園に設えたのは大正解だったのかもしれません。
その庭の奥の畑に母が花や家庭菜園を楽しむようになっています。
以前母は花や菜園には全く興味ない人だったのですが・・・
さて、今回のマイガーデンは記念特集号【幸せの庭を旅して】と題して、日本全国のガーデンツアーです。
北海道から九州までの主だった素敵なガーデンの紹介は、行ってみたくなる素晴らしいガーデンばかりです。
今は海外には出掛けられない事態ですが、こんな国内の素敵なガーデンに出掛けられるといいですね～
今回の北海道ガーデン街道の裏表紙がとても大好きで、表紙と反対だったらもっと素敵だったのに～と思ってしまったのは私だけかしら？
表紙のお二人も後ろ姿なので・・・
それはともかく、ぜひ皆様にもこの一冊で日本全土の庭巡りをなさって幸せになって頂きたいです！
２０２１．９．２３ 小出 麻由美
