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2009.11.14

ワインカラーのシンビジュウム <ワインシャワー>

ワインシャワーと名付けられた素敵なシンビジュウムに出会いました。


ワインシンビ2

私はシンビジュウムにはあまり惹かれることはないのですが、迷わず買ってしまったのは、その名が示す通り大好きなワインカラーの花色だったから。
私はワイン色がことのほか好きなものだから、この色の花だと大概好きになってしまうようです。


それに、やはり画家という職業を選んだせいか、他の人と比べて、いつも色というものに強い意識が働いているように思います。


だから、宝石も無色透明なダイヤモンドよりはアメジスト、ピンクトルマリン、アクアマリン、ガーネットなどの好みの色が差しているものの方がずっと好きです。
ただし、一番好きな真珠だけは例外ですが・・・
それに真珠は一見単色のように見えても、深い七色の光を秘めていますものね。
でも、流石に上質のダイヤは、輝きに色んな色が交差していて魅せられてしまいますね。
今日この頃、それを知ってちょっと困っています。<笑>


洋服も黒は殆ど着ません。喪服くらいかしら?
バレエのレオタードも皆さん黒が基調ですが、私はワインカラー、パープル、ピンクやブルー系のものが多く、私がレッスンに入るととても賑やかに感じさせてしまうようです。
でもそれは、もしかしたらレオタードの色のせいだけではないかもしれませんが・・・


インテリアも月ごとに色のテーマを替えて、家に居ながらの変化を楽しんでいます。
だから、自由に出掛けられなくても退屈することなく楽しく過ごせる毎日で幸せに過ごしています。


もし、私がお酒を飲めたら、きっとワインが大好きだっただろうなと思います。
ことに、赤やロゼのワインは上質のグラスの中で光りに透かせて見ているだけでうっとりします。
それと、透明な氷を浮かべるウィスキーの琥珀色にも、いつも見入ってしまいます。
けれども、幸か不幸か全くと言っていいほどお酒は飲めません。
そのくせ、ワイングラスが大好きで集めたものは数知れず・・・
でもそれは、スミレや小さな花を挿すための私にとっては小振りの上質な花瓶なのです。
フランス料理も大好きなので、本当はワインが味わえたらもっと、世界が広がるのでしょうけれどね・・・


ワインシンビ1

さて、話をワインカラーのシンビジュウムに戻しましょう。
この花はとても長持ちで、水やりもほどほどでいいし、とても育て安いのですが、花後の始末を考えると買うのを躊躇ってしまいます。
と言うのも、長い葉が数多く繁り、それだけでは決して美しいといえないのに、かなりの場所を占領してしまうのですから。
さりとて、枯れる様子もみじんもない丈夫な苗を処分することなどとても出来ませんし・・・
そんなことを考えると、少々綺麗なだけでは家で育てる気にもならないのが現実です。
が、このワインカラーのワインシャワーは、そんな困難を考えても持ち帰ってしまったほどの素敵なシンビジュウムでした。



2009.11.14   小出 麻由美

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