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2008.01.21

初恋は甘酸っぱい杏色

初恋4
初恋3
初恋1
村下幸蔵さんの歌<初恋>がとてもとても好きでした。
♪五月雨<さみだれ>は緑色 悲しくさせたよ ひとりの午後は ・・・
♪夕映えは杏色 帰り道ひとり口笛吹いて 名前さえ呼べなくて ・・・
と歌詞にパステルカラーの美しい色彩が添えられ、より一層その歌にロマンスが感じられてよく口ずさんだものです。


その歌詞の内容は、ある男の子<少年時代の村下氏>が放課後の校庭で走る女の子に思いを寄せていて、告白すらできないままいつも彼女を目で追いかけては、切ない思いを抱いていたというもの。


実は、私の初恋の相手もいつも校庭を走っていたカッコイイ陸上部の男の子でした。
そのことも相まって、この初恋の歌が余計に好きなのかもしれません。


それは、中学へ入学して間もない頃、クラスでたまたま机が隣り合わせになった気の合う男の子がその彼の親友で、それで、彼のいいとこばかりを始終聞かされて、何となく結び合わされたと言う感じの、今から思えば何とも不可思議な恋でした。<その友人はやたらと彼と私を結び合わせたがっていましたが、一体どうしてだったのでしょうね・・・>


その初恋の彼は隣のクラスで、ちょっともててたハンサムで無口な恥ずかしがり屋のスポーツ少年。
言葉すら交わすこともしなかったのに、何故だかとても惹かれ、放課後の校庭を走る彼の爽やかな姿を目で追うことが、毎日一番の楽しみでした。
帰りに「さよなら」が言えるか言えないかが、日々の大イベントで胸ときめかせていた懐かしい想い出です。


幸せなことに、彼も私を思ってくれていて手紙の交換をすることに。
でも、何度目かの手紙の中にロケットペンダントに入れるための彼の小さな写真と<I Love You>の文字があり、何だか怖くなってそれ以来、彼から心が離れてしまいましたっけ。
今から思えば、おかしな話ですが、きっと、恋に恋したい年齢だったから、その言葉があまりにも大人っぽすぎて、負担に感じてしまったのでしょうね。
多分、<好きです>くらいだったら、嬉しかったのだと思うのですけれど・・・


そして、その後気まずさの残る中、何と!二,三年ともその彼と同じクラスになってしまったのです!!!
その上、くじ引きで席まで隣合わせになってしまったこともあり、とても憂鬱だった記憶が残っています。
彼はちっとも厭な感じはなかったのですけれどもね。
何故、そんな風になってしまったのか自分でも訳がさっぱり分かりません!
とにかく、普通に接しられるよう日々努力していました。


それから、卒業後、彼は市外の工業高校へ進学したので、それ以来会うこともなくなりました。
同窓生名簿によると、お隣の大阪に在住しているようです!
ほんのちょっぴり気になりますが、会いたいとは思いません。
優しくて素敵な彼でしたから、きっと今も幸せに過ごしていることでしょう。


私の初恋は、放課後の校庭で走る彼の姿を追うことで胸ときめいていた日々。
そう、まさに杏色した甘酸っぱい想い出。
しかし、彼にとって私の存在は杏色とはいかないでしょうねえ。
彼にとっての私の色は、多分グレーか黒!?
勝手ばかりのわたし・・・
ごめんなさいね。


あっ、そう当時私はテニス部で素振りの練習ばかりさせられていました。
その頃はとても細く、ヒラヒラの白い短いスコートだってとても似合っていたのですがね!?

初恋6
初恋5
初恋2


2007.12.7   小出 麻由美
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