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2016.07.19
和菓子*水無月
早いもので、今日はもう6月最終日の30日。
京都では和菓子*水無月を食べる日です。
私は大分で生まれ育ったので、18歳の夏、こちらに来て初めて水無月なるお菓子を知りました。
三角の外郎の上にぎっしり小豆が並べてあるものです。
その外郎が白砂糖の白いものと抹茶の緑のものと黒い黒砂糖を使った三種類があります。
水無月のお菓子の謂れは、遡ること王朝時代の宮中でのこと。
6月に氷室の氷を食べる習わしがあり、その後その氷を模した三角のお餅で祝ったことが由来だそうです。
電化製品のない王朝時代には、氷は貴重なもので、暑い夏にその氷を口にできたのは宮中の限られた方だけでしたから、現代に生まれた私たち日本人は美味しいものがいっぱい食べられて、本当に幸せだと思います。
それにしても、現在も食べる日が決まっているなんて!
確かに京都にはそういう風習が、今も沢山残されているようです。
今日は主人が市内に出張で仕事帰りにデパートに立ち寄り、彼の大好きな和菓子を買って帰ろうとしたら、平日なのにあまりにもの行列でビックリ仰天!だったそうです。
皆さん水無月を求めて老舗の和菓子店に並ばれるのですね。
そこで、私に驚きの電話をくれたので、ちょうど私は紫陽花の和菓子が食べたかったので、そちらをリクエストしました。
すぐに見つかったようで、かなり高価だったらしいけれど愛する妻!(苦笑)のリクエストならばと、買ってきてくれました。
美目麗しく美味しいお菓子にもう感激です!!!
紫陽花の花が三つ乗せられてあるのですが、三つとも違う色合いで微妙な花を表していて、雨粒までキラキラ光っていて、もう感動そのものです!
ランチョンマットはブルーの朝顔で、ブルーのガラスの器にその小さな紫陽花をに咲かせてみました。
その紫陽花の創作は、鶴屋吉信京菓匠のお菓子でした。
来年も出会えるかしら~
勿論、それを頂いた後には水無月です。
それで、それを口にしたと同時にインターホンが鳴りました。
何と!ご近所のお菓子作りの上手な友人が手作りの水無月を届けて下さったのです。
京都生まれ京都育ちの彼女だから、やはり今日でしょう!(笑)
なんて嬉しい幸せな日かしら!!!
水無月は明日も大丈夫!
ですが…主人の目を盗んで彼女の美味しい水無月も続けて頂いた私なのでした!
主人には内緒です!
~こりゃあ、痩せられへんわぁ~~~~~~
2016.6.30 小出 麻由美