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2006.08.25

大輪のダリア

大きい花はあまり好きではないけれど、ダリアの大輪は別。
我が家には、カクタス咲きでクリーム色にほんの少しだけ花の先に淡いピンク色がさしていた、それはそれは美しいダリアがありました。
ここ数年来、夏中私を喜ばせてくれていたのに、残念ながら今年は芽も出ませんでした。
カクタスだりあ5月から続いた長雨のせいかもしれません。
そのダリアの一番花は、本当に見事で両手を合わせたほどの大きさで、器に水を入れて浮かべていたら、娘が睡蓮と見間違えたほど。
また、絶対同じものを見つけて植えるつもりです。


以前、通りがかったよそのお宅の庭先で見かけたモーヴ系色の紫のダリアが忘れられません。
外国の庭の雑誌では何度か見たことがありましたが、本物を見られて感動でした。
是非我が家の庭にも!と数年探しやっと見つけて植えたのに、残念ながら芽も出しませんでした。花の芋が悪かったのか、気候のせいなのか・・・
これもまた、近いうちに挑戦するつもりです。


それから、大好きなアプリコットのダリアも育ててみたいです。
ニュジーランドを旅した知人が見せて下さった写真の一枚に、湖の傍にアプリコット色のみのダリアで仕上げていたガーデンがありましたが、それはそれは素敵でした。
ダリア1

このタイプはデコラティブ咲きで、見渡す限り同系色で統一されていて、そのセンスの良さに脱帽しました。
なかなか、日本だとこうは行きません。
確かに少しは土地の広さに関係があるのかもしれませんが・・・


他に、深紅のダリアにも惹かれています。
確か、大好きな宮沢賢治の花の童話集の中にあった物語の主人公のダリアは深紅でした。
少女の頃持っていた本に、いわさきちひろの挿絵がとても似合っていて、いつか私もこんな絵本を創りたいと思ったものです。
その時のダリアの挿絵も大きくて本当に綺麗でした。
お話では残念ながら、ダリアの役柄は美を誇る高慢な嫌なタイプとして著されていましたが・・・ダリアにしてみれば迷惑な話ですよね。
まあ、それでも許せるほどに、大輪のダリアの花は美しいのです!!


   2006.8.23   小出 麻由美


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