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2013.05.19
木香薔薇に包まれてⅡ
今年は不思議なことに、この美しい花の季節に音楽家のお二人目の男性が訪れて下さいました。
彼はピアノを弾いたり教えたり、合唱の指揮をなさったり、そして自らピアノの作曲をなさったりと素晴らしい音楽家です。
出会いは高槻市の素敵なギャラリー<アート・デ・アート・ビュー>にて。
以前そのギャラリーで、浅田ようこさんという素敵な花の水彩画家展が開催されていたので、出掛けた折に出会った素敵なお客様がその彼、大宅信三(おおたくしんぞう)さん。
実は信三さんはアート・デ・アート・ビューの常連客らしく、ご自宅近くのご自分の安らぎの場所であるここで、よくコーヒーブレイクをなさっておられるとのこと。
そのギャラリーは昭和の雰囲気を漂わせた少し懐かしい感じの木造の家で、お庭が自然で木々に木漏れ日が降り注ぐ癒しの場所。
阪急高槻市駅のすぐ傍なのに、小さな路地を入るとまるで時がタイムスリップしたような都会の喧騒から隔離された不思議な静けさのある空間。
オーナーの杉田由起子さんは、女性の私も魅かれてしまう温かい笑顔で迎えて下さり、穏やかで品のよい清楚な美しい方。
だから、男性ファンが多いのは頷けます。
きっと信三さんもそのおひとりだと、私は勝手に思っておりますが(笑)
さて、その信三さん、その場所はただ寛ぐだけの場所ではなく、芸術家たちとの出会いの場所やよい芸術に触発されてご自分の作曲のインスピレーションを頂く場所でもあるようです。
初めて出会った時、浅田ようこさんの美しい光注がれる水彩画を眺めていた私にオーナーが「彼はとっても素敵なピアノを弾かれるのよ。」とご紹介して下さり、この絵の印象で作曲されたCDをかけて下さいました。
今まで耳にしたことのない穏やかな品位のある美しいピアノ曲に、大のピアノ好きな私が反応しないわけがありません!!!
本当にその月の光注がれる花瓶に挿された薔薇の絵とメロディーがぴったりで、すぐに信三さんのピアノのファンになり、CDを買って帰った私です。
その時、わたしも花の名刺をお渡しし、拙い画家であることを伝え、小さな交流が始まったという訳です。
それで、今回薔薇の季節にお招き出来るという光栄に与ったということなのです。
実は、ワタクシ昨年のクリスマスに、信三さんからオリジナルのクリスマスピアノ曲集を特別にプレゼントをして頂く栄誉にも輝いたんですのよ!ホッホッホォ~
お陰さまでこれからのクリスマスシーズンは、美しい信三さんのクリスマスソング編曲が毎年楽しめるようになったというわけです。
信三さんはクリスチャンではないけれど、教会が大好きで奥様と教会で結婚式を挙げられたとのこと。作曲も純粋で品格のあるものを目指しておられるとお話し下さいましたが、その数々のメロディーとその出で立ちがそんな彼を充分に現しておられ、皆に愛される音楽家の雰囲気がすぐに伝わってくるようなお方です。
私はお名前を伺い、三つの信じる事。父と子と聖霊に通じるものを感じ、敢えてこう呼ばせていただいています。
さて、光栄なことに我が家にいらして頂いてすぐにピアノを弾いて下さり、なんと!以前私が差しあげた私の描いたカレンダーの絵からのインスピレーションだと言って、作曲して下さった曲を弾いて下さったのです!!!嬉しすぎます!!!
それは、4月5月の華やいだ花の絵からだそうです。
それに、私の下手なピアノの手ほどきまでして頂きました。
曲名はショパンのノクターンの2番。
ご立派な先生の前でよく弾くもんだと自分でも呆れています。
ただ、いつも一流ピアニストのジュリアのピアノを聴いているから、逆に到底比較にもならないことが分かるので、返って気取りなく弾けるのだと感じています。
それに、その音を聴いて下さり、ピアノの調整をしてくださるということだったので、ついお言葉に甘えてしまった私です。
それから、それからお土産だとおっしゃって、また新しいオリジナルCDを2枚も頂いてしましました。
曲で世界を旅した気分にさせてくれ、世界中の有名な小品を集めて自ら編曲なさったものを集めた珠玉の一枚と、以前出会ったアートを題材にされた美しいメロディーが納められたもの。
嬉しく嬉しく聴かせて頂いています。
なんかこの薔薇の季節、幸せなことがいっぱいで、神様に感謝の連続です。
人生辛い日々が重なることもあるけれど、神様に祈り求めて日々感謝して過ごしていれば、必ず神様はこの地上でもたくさんのご褒美を用意下さっていることを感じています。
<人は生きたようにしか死ねない・・・>
最近色んな素敵な方々と出会うことが多く、本当にその言葉の重さを深く感じています。
2013.5.9 小出 麻由美
♪大宅信三さんの美しいメロディーがパソコンでお聴きになれます。
どうぞお名前で検索なさってみて下さいませ。