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2015.04.01
杏色の大輪の薔薇
友人の慰めの為に贈った同じ杏色の薔薇を、我が家へも届けて頂きました。
ご近所の知人が開いたお花屋さん<フラワーコテージタバタ>さんにて。
実はこのお店の名前は、私が付けさせていただきました。
というのは、ご主人が私の娘の名前<ノユリ>という響きをとても気に入って下さり、その名をお店の名前に使ってもよいかという打診を頂いたことがきっかけでした。
勿論それはとても嬉しく光栄なことなのですが、もしお店をその名にするのなら、百合の種類がかなり豊富に常に揃えられていることが条件に思えたので、そのことを伝えたら、「では他に何か良き名前はないでしょうか?」とのご相談を受けたので、直ぐに浮かんだコテージ田畑という名前を提案してみました。
私は何故か昔からコテージガーデンという響きがとても好きでした。
私の庭という意味で、野菜やハーブなども植え込んで栽ったりする愛着を感じさせる小さな庭を意味するもので、姓の田畑さんを生かしてみてはどうかという思いからでした。
それがすぐに採用されて、京都市民病院のすぐお近くで開店されました。
今ではきっとそのお店は病院に入院されていらっしゃる皆様方の、お庭のような存在になっていることと思っています。
とてもお優しい素敵なご夫妻ですから。
さて、冒頭の杏色の薔薇。
集金にいらして頂くおついでに、「私の好きそうな薔薇を10本お願いします。」とお願いしたのですが、仕入れに行かれたご主人はかなり悩まれたそうです。
そういえば、私は彼とはもう二昔ばかりも前、しかも数度だけのほんの短い間お会いしただけなのでしたから。
でも、私のイメージからか(笑)ぴったり好みの薔薇をお届け頂き感激しています。
大好きな淡い杏色!
しかも大輪で、その長持ちしたことと言ったら驚きです!
裕に一ヶ月間は綺麗でしたからね。
初めは玄関に琥珀色の大きなガラスの花瓶に活けて楽しみましたが、だんだん開いて来たので、少し茎を短くして、ダイニングのテーブルの上にシルヴァーの花瓶に活けました。
それから、更に茎を短くして同系色のアンティークの花瓶に。
そしてそれからは、花の部分のみにして、渋い陶器のお気に入りの片口の器の中に浮かべて楽しみました。
さらに二輪だけ残ったので、デザート用の器、陶器とガラスの中に一輪ずつ浮かべて楽しみました。
少し傷んだ花はポプリにするために乾かし、予想通り綺麗な色合いに仕上がりました。
切った茎は挿し芽にしてみました。
果たして、この寒い日々の中根が出るのかどうかは分かりませんが・・・
という訳で、捨てるところががないくらいのとても素晴らしい薔薇なのでした。
茎が長く大輪の薔薇だったので、五人の友人やお稽古ごとの先生に会うたびに一輪ずつ細いリボンをかけてプレゼントしたら、大変喜んで下さいました。
一輪でも絵になるのが薔薇ですね!
こんなに長持ちする立派な大好きな薔薇を飾れてしばし本当に幸せでした。
きっと贈った友人たちにも同じ思いを届けられたと自負している私です。
コテージガーデンタバタさん、本当に有り難うございました!!!
<フラワーコテージタバタ*TEL075-315-6733>
2015・3・22 小出 麻由美