先日久々に、大好きなお花屋さんを訪ねたら、入り口に今まで目にしたことのない色鮮やかな瑠璃色の紫陽花の大鉢が飾られてありました。
シティーラインという名前。＜名前は今ひとつですが・・・＞
本当に思わず声が出てしまうほどの人目を惹く美しさ！

でも、訪ねて来られた方皆が同じように感嘆の声を上げるそうなのですが、なかなかお嫁入りの先が決まらないそう。
お花屋さんによると、一週間で行き先が決まらないと、殆どがずっと残ってしまうのだそうです。

この瑠璃色の紫陽花も仕入れて丁度一週間が経ち、皆感激して下さる割にはちっとも売れそうにないとのこと。
紫陽花はぐんぐん大きくなるので、今現在でさえこんなに大きな鉢なので誰彼持ち帰るわけにはいかないのでしょう。
そう、私もすぐにでもお嫁に貰いたいと思ったけれど、果たして何処に植えるの？という疑問がよぎり諦める方向に。

目的の切り花を頂き帰ろうとしたら、「お安くしますから、小出さん買っていただけないかしら？」とのこと！
「一体何処に植えるの？来年もこの色に咲くの？う～～ん、ずっと植木鉢で育てちゃおうか・・・」
っということで、お願いしていた切り花をサービスして貰い配達を依頼してしまいました。

リビングから見える庭の真ん中に置いて、常々眺めてそれはそれは幸せな気分です。

余談ですが、私は瑠璃色という色と色名もその漢字も大好きなのです！
青でも紫でもない神秘に満ちた吸い込まれるような色合い。
青い矢車草も多分この色ですよね。
それに、浅丘ルリ子さんも幼い頃からその名前も幸いしてなのか、大好きな女優さんでした。
意外にもこの名を持つ方は、あまりいらっしゃいませんね。
今までに身近に出会ったのは、過去に娘のバレエの先生だった方だけ。
それに、やっぱりカタカナでしたけれど・・・
その名の響きがぴったりの優しく素敵なバレリーナで雰囲気のあるお方でしたね。
図々しくも、自分が＜瑠璃＞という名だったらとっても嬉しかったですねぇ！
でもそう名付けられていたら、幼い頃漢字に泣いていたかしらね？
やはりこの漢字が殆ど付けられていないのは難しいからでしょう？

話を紫陽花の花に戻しましょう。
夢のひとつに、紫陽花があふれんばかりに咲き誇った庭を、部屋の中から眺めながら梅雨を過ごし、絵を描くこと！

来年はもっと大きくして、沢山の瑠璃色の花を咲かせたいものです！
そうすれば、また、夢のひとつが叶うかしら？
雨音を聞きながら瑠璃色の紫陽花に降る雨も瑠璃色・・・
そんなことを想像しながら、今年もとっても素敵な梅雨を迎えられて幸せです。

　　　　　　　　　　　　　  ２００９．６．３０　　　小出　麻由美

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