ブログ

Blog

2009.08.14

白いカトレア <ゴールデン・サン>

 

白いカトレア2

この夏、次女野夕梨がアメリカでの7年の学びを終えて日本に帰ってきました。
大親友のケイトレンと共に。

ケイトレンとは、バージニア大学<アメリカ全土で一番大きなクリスチャン大学>見学説明会に出掛けた時、キャンパスで知り合い、運命的な出会いに!
彼女は幼い頃から日本漫画の大ファンで、かなりの日本贔屓。
昔からいつか日本に行ってみたいと思っていたとのこと。
だから当然のこと、日本人の野夕梨とはすぐに親しくなり3年間共に同室で暮らすルームメイトにまでになったのです。
 
野夕梨がその大学を選んだのはキリスト教の礼拝音楽<ワーシップミュージック>を深く学ぶため。
ケイトレンは歌とギターが上手で、同じく音楽を学ぶため。
当時親友が欲しいと祈り願っていた野夕梨にとって、まさに神様がご用意して下さっていた友がそのケイトレンなのでした。

白いカトレア1

           <私が描いた二人>

彼女のお陰で野夕梨が見知らぬ土地でどんなに心丈夫に楽しく過ごせたかは、言葉に言い尽くせないほどの感謝に満ちます。
公共の交通機関のないアメリカの広大な地で、車のない娘の為にいつも運転手を買って出てくれていたり、短いイースターなどの休暇には、よく彼女の実家へも招待して下さいました。
彼女のご両親にも、野夕梨を大変可愛がって頂きました。
食事に誘って下さったり、家族旅行にも参加させて下さったり・・・
また、歯科医であられるケイトレンのお父様が歯のケアまでして下さり、野夕梨を虫歯から救って頂いたこともありました。
<アメリカでは歯の治療がとても進んでおり、以前日本で治療をしていたところの処置も酷いからと、無料でやり治して下さったのですよ!>
それに、卒業式にはアメリカまで行けなかった私たちの代わりに、ケイトレンのお母様が野夕梨のためだけに車で5時間かけて式に参加下さったりもして、本当に言葉もないくらいの感謝でした。

そんな御礼も兼ねて、ケイトレンを初めて日本へ迎えたのが二年前の五月の若葉の季節。
そして、今回の野夕梨の帰国に合わせて二度目の来日に。

日本では、年間で一番憂鬱な雨の季節でしたが、神様はケイトレン滞在中にはずっとよき天候を与えて下さいました!
今年、梅雨明けがこんなに遅れてしまったのは、もしかしたらケイトレンが日本に滞在したためかもしれません!皆様お許しを!<笑>

ケイトレンという名前は清さを顕すのだそうで、日本名だと清美さんとか聖子さになるところでしょうか・・・
彼女は幼い頃から日本に憧れ続けていたせいか、日本の風土習慣にとてもよく馴染み、日本食が大好きで日本語の吸収にも目を見張るものがありました。
勿論、アメリカ人ですから性格は明るくユーモアたっぷりですが、心優しく穏やかで少し控えめ。現在の日本の若い女性たちよりもはるかに奥ゆかしい香りを放つ雰囲気を持ち合わせているのです。
娘の野夕梨がすっかりアメリカ人のような雰囲気になっており、まるで入れ替わったように感じます。

主人と私を日本のお父さん、お母さんと呼んで慕ってくれ、本当に可愛らしい異国に暮らす娘のようです。
日本で暮らしてみたい・・・そんな願いを持ったケイトレンですが、もしかしたら、実現するのでは・・・とそんな気がしています。
三週間の梅雨の滞在を終えて帰る時も、そんな予感で寂しさも不思議と感じませんでした。

彼女がアメリカに戻る前に、感謝の気持ちだと言って、私にととても清らかな白いカトレアの鉢をプレゼントしてくれました。白く優しく香るその花はまるでケイトレンの存在のよう・・・
その名も、<ゴールデン サン>

白いカトレア3

ケイトレン、きっと貴女は光り輝く太陽のような笑顔で、また日本に舞い戻って来ることでしょう!
待ってますよ!
野夕梨は勿論のこと、貴女の日本のお父さんとお母さんも!!
See you again soon!

 

2009.7.31  小出 麻由美  

 

ブログランキングに参加しています。よろしければ下記のバナーをクリックして、サイトに投票してください。1日1回、クリックしていただければランキングに反映されます。

ご協力ありがとうございました

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。