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2012.08.22
白百合のようなアイリシュハープ
昨年8月から念願だったアイリシュハープを始めました。
昨年3月に大好きだったクラシックバレエを、膝老朽化のため辞めざる終えなくなり、哀しみの中トウシューズとお別れをし、それなら!と、前向きにこれから出来ることをと、選んだ楽器演奏なのです。
夢は、いつか教会の礼拝で讃美歌*聖歌をハープで奏で、皆さんと共に歌い礼拝を捧げられるようになること・・・果たして実現できるかどうかはわかりませんが・・・
夢は大きい方がいいというのが私の持論なので(笑)
丁度、探していたハープ教室も近くにあることがわかり、直ぐに訪ね、その時にレンタルのハープを車に乗せて持ち帰った<善は急げ!>の私なのでした。
驚いたのは家族です!!!
帰っていきなりリビングに立派なアイリシュハープが置いてあるのですからね!
主人は買ってきたものと思い込み、冷や汗をかいたようです(笑)
いくらなんでも、稼ぎのない私がそこまではいたしませんよ!
しかし、ハープのお誘い文句が<誰にでもすぐに始められる、癒しの楽器~>とやらで、和琴*十三弦を始めるような気軽な気持ちで始めたのですが・・・
(高校生の頃習っていました)
楽譜もピアノのものに比べたらずっと簡単で、すぐに弾けるわ!と思ったのでしたが、それがなかなか大変で、大嫌いな数学を説くような頭脳が必要なことが判明!
楽器が縦型で、指使いが全くピアノや琴とは異なり、今まで使ったことのない様式なのです。
左右の指の運びも簡単な楽譜なのに、酷く手こずります。
ピアノでいうとショパンでなくバッハの曲で、左右の指が別の音楽を奏でるような困難に見舞われるのです。
しかし、そこで長年の夢を諦めるような私ではありませぬ!
実は私、こう見えても好きなことには意外と頑張りやさんなのですよ。ホホホッ
最も、興味ないものには昔からちっとも努力をしようともしない、物理赤点平気な性格で学業不穏でして、親泣かせの子供でした。(今から思えば成績のために少しは努力をすべきだったかもと思ったりしていますが、後悔はしないことにしています。笑)
さて、ローレライのように美しいハープを奏でられるようになるために、一に努力、二に努力!
この8月で一年を無事迎えることが出来ました。
直ぐに辞めるのでは?と思っていた主人も毎日練習熱心な私に感心し、褒めて喜んでくれるまでになりました。
それで、念願だった自分のアイリシュハープを買うことも快く、「楽器は簡単に買い替えが出来ないのだから、焦らずに入念に好きな音色のものを!」と、せっかちな私によき楽器を選ぶアドバイスをくれ、共にパソコンにて、よき音色のものを探す手伝いまでしてくれるようになった次第です。優しい主人に本当に感謝です。
習い始めて間もない頃、ハープ教室にてハープを集めたフェアがあり、一度に沢山のハープの音色を聴き、虜になった哀愁を帯びた音色のイタリア製の楽器・ドネガルに一目惚れならず一耳惚れ!?
寝ても覚めてもドネガルの音色が私を誘い続けるのでした。
<神様お願い!私にあの楽器を!>と真剣に祈りつつも、主人からもっと色んなハープを聴いた方がいいとGOサインが出ません。
でも、私にいつも優しくハープの手ほどきを下さる先生が、「楽器って出会いのもので、最初にこれがいい!と思ったら、結局その音色しか興味なくなり、結果皆さん初めに好きだったものを選ばれますよ。」とのこと。
<先生の愉しいブログ、*庶民的ハーピストの日常*是非ご覧くださいませ>
悩んだ結果、やはり早くドネガルをということになり、銀座の楽器店に連絡を入れたのですが、なんと幸いなことに!もうじきイタリアからドネガルを3筝乗せた船が到着することになっており、その中で私の指定した色合いのドネガルだけが、まだ行く先が決まってないとのこと!
思わず神様に感謝の祈りを捧げました!!!
ドネガルハープは品薄で下手をすると注文から半年以上経たなければ、入荷しないこともあるそうなのです!
それがあと一週間で船が到着の予定で、しかも色合いが私指定のアンバーブラウンだけが残っているなんて、神様の采配としか考えられません!!!
(そう、クリスチャンとは、おめでたい人種なのです!)
「小出さん、本当に運がいいですね!」と、お店の方も非常に驚かれ、直ぐに配達の手はずを整えて下さいました。
それで、今年の2月末日に無事にイタリアから海を渡って、我が家に愛楽器ドネガルハープが届いたのであります。
哀愁を帯びた深い音色が家族にも友人たちにも大好評で、早く皆さんに聴かせて差しあげられる音色を奏でられるようになりたいものと思って、日々練習に勤しんでいる次第なのです。
ハープを花に譬えると、絶対白百合だと思います!!!
今、高砂百合が庭に咲き群れ私のハープへの情熱も好調で、早く讃美歌*聖歌を自由に弾きこなし、神様にますます賛美を捧げたいと願っています。
嬉しいことに、昨日レッスン時に先生から、「そろそろ、讃美歌を弾いてみましょうか?」とお許しを頂きました。
そして、もうひとつ、密かにクープランのチェンバロ曲<百合の花ひらく>をドネガルハープで弾きたいと願っている私です。
白百合の中で百合の花のメロディーを奏でる何て、至極ロマンティックじゃありませんこと?
それから、そんな絵画を描くことも素敵過ぎる課題です!
だんだん身体は古びていきますが、夢は果てしなく広がり続ける私です。
< 聖書から 立琴をもって主に感謝せよ。詩篇33:2>
2012.8.22 小出 麻由美