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2006.06.21

睡蓮

少女の頃見た絵本の中に、睡蓮の葉の上でダンスしている妖精たちが描かれてあるロマンテックな一ページがあり、
夢見心地になったのを この花を目にするたびに思い出します。
本当に妖精が潜んでいそうな花ですね。
先日、友人の誘いを受けて、琵琶湖のほとりの小さな素敵なガーデンに行ってきました。
さざ波の音を聞きながら、とても優雅な一時でした。
薔薇は、盛りを過ぎていたけれど、モネの日本庭園を意識した小さな太鼓橋の上から見下ろした睡蓮が、一番きれいな時季でした。
幸い、どなたもいらっしゃらなかったので、しばし、友人と橋の上で睡蓮を見つめながら語らいました。
大好きなメンデルスゾーンの<歌の翼に>を口ずさみながら。


  歌の翼をかりてゆかな、
  幸にあふるる夢の国へ。
  陽のさす園に花は香り、
  みわたす池に蓮<はちす>におう。


 ハイネ原詩、津川主一訳詞の美しい歌。私の少女の頃は、学校の音楽の教科書にも載っていて馴染みのあるメロディーでしたけれど・・・
子供の頃、はちすって変な歌詞だと思っていたら、音楽の先生が花が終わった後、蜂の巣に似た形になるからと教えてくれたのを覚えています。
でも、やっぱり、はちすじゃ美しい睡蓮の花は、イメージできないなと今も思っています。日本語はメロディーに載せにくいですものね。
だけど、以前FMラジオから、この歌が睡蓮の入った美しい歌詞で、素晴らしい美声のテノール歌手によって歌われていたのを耳にしたのですが、
残念ながら未だ作詞者も歌手も分からないままです。


睡蓮

それはともかく、睡蓮は魅惑的な花です。
でも、大きい庭で池がないとなかなか育てられませんね。
それはわかっていても、諦めきれず、庭に小さな陶器の瓶と好きな色の睡蓮を二株買って育て、美しい花もちゃんと咲かせたのですが、
なんと、ボウフラの宝庫と化してしまい泣く泣く諦めました。友人曰く、そこにめだかを飼うとよいのだとか・・・
だけど、やっぱり睡蓮は池に咲く方が美しい!!
ああ、わたくしもモネのようなお庭を持って睡蓮の池のほとりで毎日絵を描いて暮らせたのなら・・・・


   小出 麻由美    2006.6.20.


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