薔薇のような八重咲きのトルコ桔梗が大好きです！
この花はちゃんと茎を剪り続ければ、最後の小さな蕾までしっかりと咲いてくれるとても丈夫な切り花で、そんなところも私のお気に入りです。
殊に夏の切り花の薔薇は全く日持ちしないので、薔薇好きの私にとってはとても嬉しい存在なのです。

大抵の方が八重咲きのこの花を見たら、薔薇と答えます。
以前は殆ど一重のタイプしかありませんでしたから、この花も近年改良が進んでいる花のひとつなのでしょう。

色合いも私の好みのものが多く、いつもその魅力に惹き込まれてしまいます。
くすんだ青味を帯びた褪めたピンクから杏子色がかったコーラルピンク、ラヴェンダー色の優しい薄紫、淡い淡いライムグリーンそしてオフホワイトやピュアホワイトの大輪のもの等々・・・
葉や茎の色がシルヴァーグリーンなのも、この花を優しく印象付けているのだと思います。

スプレー咲きで、一つの茎に沢山の花が付いているので花の数からしたら価格的にもお得感を感じるのも魅力のひとつです。ただ、スプレー咲きの花の茎が長くて細いので丁寧に扱わないと折れやすいのが難点ですけれどね。

そして、この秋、秋色カラーのトルコ桔梗がお目見えしました！
一見枯れた花？と見られてしまうような色合いの渋いくすんだ煉瓦色ですが、私の大好きな微妙な色合いです。

シルヴァーの花瓶に活けた後、短く剪って古い焼き締めの花瓶に活けてみましたが、どちらもとても素敵でしょう？

水彩画　トルコギキョウ

２００９．１０．１５　　　小出　麻由美

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