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2006.08.12

花の名前

麻由美、私の名前は偶然にも花の名前です。
漢字は異なっていますが、初夏、淡緑色の小花を多数つけ、秋にかわいい実をはじけさせる小低木だそうで、真弓もしくは檀と書きます。
後に父がそれに気づいて、実家の庭にその木を植えてくれました。
が、残念ながら、未だその花も実も目にしたことがありません。
何はともあれ、花の名であることが嬉しい私です。


妹の名は、佳寿美。かすみと読みます。
霞草、これも漢字は異なりますが、偶然花の名前です。
従姉が響きの美しさで付けてくれたそうです。
妹によると、漢字で書くと、かずみと読まれることが多いらしく、訂正するのが大変だそうです。
濁点があるのとないのとでは全く印象が違います。
日本語って面白いですね。
また、呼び方が同じでも漢字が異なると、まるで印象も変わって感じます。


私の娘たちには、偶然ではなく花の名前をつけました。
長女は紫音。<しおん>秋に咲く薄紫の優しい響きを持つ紫苑の花を意識しました。
でも、彼女は6月生まれなので、紫陽花色の雨音を聞きながらやってきた娘と云うことで二つの花をイメージしました。


次女は野夕梨。<のゆり>野に咲く百合、笹百合をイメージして。
でも、彼女は10月生まれなので、梨の美しい花の思いもこめて名付けました。
彼女にも二つの花をイメージして。
中国では、梨の花は美しい代名詞だそうです。パール・バックの小説・大地にも梨花<りいほう>という美しい女性が登場していました。日本語では<りか>になります。それもモダンでしゃれていますが、中国語の響きは本当に美しいですね。私、大好きです。


さて、最後に私の大好きな作家、向田邦子の短編小説<花の名前>もお薦めです。


2006.8.9    小出  麻由美


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