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2014.04.03

菜の花色

三月も中旬なのに、まだまだ寒い日々です。
せめてインテリアには春色をと、黄色い花の額やガラス小物を集めて飾ってみました。
ニ階の出窓のアンティークランプを白い色から黄色を帯びたヴァセリンのランプに入れ替えました。

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ヴァセリンとは毒性のあるものらしく、それをガラスに溶かすと独特のアンティーク色を醸し出す飴色を帯びたよき色合いになり、アンティーク好きに最も好まれるそうです。
が、制作段階で有毒だそうなので現在では禁止されています。
だから、希少価値から年々ヴァセリン入りランプシェードは高価になっており、今では私には手の届かない商品になってしまいました。
でも、これだけあればもう充分ですよね(笑)

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そのランプの下には手作りの黄色い吹きガラスを並べてみました。
何だかとても春色ですね。

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トイレの小物やタオルも黄色に。

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カレンダーも丁度ミモザのリース写真だったので、以前友人が刺してくれたミモザの花の額を合わせてみました。

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そんな折、親しい友人がとても素敵な和菓子を下さいました。
<菜の花しぐれ>と名付けられた、菜の花を模したとても見目麗しいお菓子で感激です!

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小さな丸い可愛らしいそのお菓子は、黄色いそぼろ餡に包まれており、少しひび割れたその菜の花色の黄色い餡から葉っぱの薄緑が覗いています。
そして、頂くとその緑の中から黒い上質な漉し餡が現れます。
このお菓子は黒い餡より白い餡の方が出で立ちが似合うのでは?と個人的に思ってみたりもしたのですが、もしかしたら、黒い餡の理由は、それは美しい菜の花を咲かせる黒い大地を意味するのかしら?とも思ってみたりしてひとり納得しています。
何はともかくとても美味しくて感動の一品です。

その銘菓とも呼べる<菜の花しぐれ>は菓匠清閑院Fによるもの。
実はその菓匠のものは秋に同じ友人が栗のものを下さり、大感動したお菓子でした。
友人も頂き物のお裾分けで、彼女も知らないメーカーだということでしたが、以前私が大感動していたので、今回大丸百貨店にて見つけたので、買ってきてくれたのです。
いつも優しい友人に感謝です!
京都には、まだまだ私の知らない美味しい和菓子屋さんがいっぱいありそうですね。
底冷えのする厳しい気候の京都ですが、こんな風情あるお菓子などでいち早く春を呼んでくれる美しい所だと思います。
そんな京都に住めて幸せに思っています。

でも、♪春よ、来い!早く来い~

2014.3.10     小出 麻由美

 

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