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2010.01.11

薔薇 テ・ナチュ-ル

素敵な薔薇が贈られてきました。
紅茶色をしたくすんだブラウンピンク。


テナチュール1

少し尖った花びらがぎっしりで、その先に小さなフリルを一杯つけたようにカーブした素敵な素敵な一目で私を魅了してしまった麗しい花姿。
咲き進むにつれ花の色が淡くなり、花芯が紅茶色に変化する不思議な色合い。


さて、どんな花瓶で彼女たちを飾ってあげようかしら?
私は花を見てすぐに数ある花瓶やグラスの中からお似合いのものをイメージできるのですが、この薔薇にお似合いのもは、実は百円シヨップで見つけたお気に入りのくすんだオレンジがかったガラス。
でも、それだとこの薔薇や贈ってくれた友人に対して失礼かしら?とちょっと躊躇ってバカラガラスの花瓶を合わせてみたものの、やっぱりしっくりこなくて百円ショップのガラスに活けることに。


テ・ナチュール2

でも、このガラスの花瓶、たとえ百円であろうともその値段を遥かに上回る価値を私は見出しているのです!くすんだ色合いも素晴らしく、ヴェネチアンガラスのような薄いつくりのガラスで、置く場所さえ選べば、はかなり高価に見えるはず!


テ・ナチュール3

それが証拠に、友人たちが我が家へ訪れた時、「清水の舞台から飛び降りて買ったのよ!」と言ってこのガラスを見せたら、皆全く疑いませんでしたからね!(笑)
だから、百円ショップで出会った時に、わが目を疑い買い占めてしまいました。(笑)
勿論、それはガラス好きの友人たちにプレゼントするため。
10個買っても千円ですからね!!!
その時、私が信頼している目利きのアンティークショップのオーナーにも差し上げたら、とても喜んで下さいました!彼女も百円ショップには稀にそういう商品が並んでいることがあるとおっしゃっていました。
何はともあれ、値段ではなくその人にとってどういう価値があるのかというこことが大切なので、私にとってはこの花瓶、バカラガラスにも負けずとも劣らない一品なのであります。


そんな訳で、このテ・ナチュールは我が家のヴェネチアンガラスの花瓶で飾られています。
そして、この薔薇の贈り主は以前このブログでもご紹介した(2007年1月)友人の朝奈ちゃんです。
彼女は先日、娘のバレエ公演に駆け付けてくれ、それだけでも本当に嬉しかったのに、「当日お持ちしたかったのに、よい花がなかったので遅くなってごめんなさい。」とのメッセージを添えて我が家に届けて下さったのです。
そんなに気を遣わせてしまい、申し訳ない気持ちで一杯ですが、その分大切に大切に眺めさせて戴いていますからね。本当にどうも有難う!!!
私が出掛ける時や寝室に行く時には、寒い部屋に移動させて,できるだけ長持ちさせているので、4日経った今もまだまだ美しいままです。


テナチュール5

早速、この薔薇も私の指先から咲かせてみました。


テ・ナチュール4

テ・ナチュール…美しい響きの名が付けられた美しい薔薇。
朝奈ちゃんによると、フランス語で<紅茶>を意味するのだそうです。 


2010.1.9     小出 麻由美

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